「こんな福永を待ってた!」先週の大活躍に「覚醒」の予感! 今週も福永祐一騎手への『追い風』が止まらない
先月27日に復帰した福永祐一騎手(栗東)のエンジンが、いよいよ本格的に掛かってきたようだ。
昨年10月の落馬事故から復帰後は3週で6勝だったが、先週の3日間開催で一気に7勝の固め打ち。それも重賞2勝を挙げる大活躍だった。
しかもただ勝ち星を量産しただけでなく、シュヴァルグランで早め先頭から押し切った阪神大賞典(G2)、さらにはエンジェルフェイスで果敢にハナを奪いに行って逃げ切ったフラワーC(G3)と内容も秀逸の一言。
普段はどちらかと言えば慎重で、冷静な騎乗が目立つ福永騎手からはあまりイメージできない積極的なレース運びに、ネットユーザーも「さすが福永」「普通に上手いな」「こんな福永を待ってた!」など絶賛の嵐。
昨年も10月の落馬事故さえなければリーディング確実と言われていた実力者だけに「完全復活」を印象付ける発言も多かったが、先週の騎乗は従来の福永騎手のイメージを大きく超えるインパクトだったらしく「覚醒した」という声さえ聞かれたほどだった。
「落馬当初は今年4月から復帰という話もありましたが、本人の努力と騎乗馬の都合で1か月程度早まった経緯があります。ただ、ここにきて勝負勘だけでなく、コンディションの面でも完全に戻ってきたようですね」(競馬記者)
さらに関係者が言うには、今週26日にドバイターフ(G1)の出走が予定されているリアルスティールを降ろされたことが相当悔しく、それが発奮材料になっているとのこと。何事も一流の人間は「転んでもタダでは起きない」とよくいわれるが、福永騎手もそんな気持ちの強さを持ち合わせているのかもしれない。
そして、今週になって福永騎手にさらなる”追い風”が吹いている。
まず、26日の日経賞(G1)で有馬記念の2着馬サウンズオブアースの代打騎乗が決まると、27日の高松宮記念(G1)では素質馬ビッグアーサーの騎乗が決定。一気にエンジン全開で重賞連勝の機運が高まってきた。
それだけではない。今週21日に「高松宮記念の大本命」と言われていた香港馬エアロヴェロシティが、疝痛のためにレースの回避が発表された。さらには23日、有力馬の一頭だったダンスディレクターも、左前脚の歩様の乱れからの回避が発表された。
相次ぐ有力馬の回避により、騎乗馬のビッグアーサーが一躍本命候補に躍り出たのだ。
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