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【地方交流重賞展望・オーバルスプリント】地方最強馬ソルテに注目

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 本日は南関東の浦和競馬場でJRA所属馬と地方競馬所属馬による地方交流重賞オーバルスプリント(Jpn3)が行われる。

 JRA日本中央競馬会に続きいよいよ地方競馬も秋競馬が開幕し、11月に行われるJBCシリーズに向け、このオーバルスプリントを含めて多くのステップレースが組まれている。その第一弾ともいえる地方交流重賞オーバルスプリントは、現役地方最強馬と名高い大井競馬場所属のソルテが出走する注目の一戦。

 同馬はここまで南関東の重賞を9勝という圧倒的な実績を持ち、中でもベストウォーリア、ノンコノユメ、モーニン、サウンドトゥルー、ハッピースプリントといった強豪ダート馬が揃ったかしわ記念(Jpn1)で2着に好走した実績は群を抜いており、打倒コパノリッキーの最右翼といえる実力馬だ。前走のさきたま杯(Jpn2)でもベストウォーリア、ドリームバレンチノ、コーリンベリー、ホワイトフーガといった中央の強豪を撃破して地方交流重賞初勝利を成し遂げており、この勢いはまさに本格化。6歳で初めてG1レースを優勝した晩成型だった父タイムパラドックス同様の成長を見せている。今回は休み明けで斤量も57kgと不安要素はあるものの、JRAの有力馬が浦和競馬場は初コースということもあり、4戦3勝2着1回とこのコースを得意としているソルテ優位は揺るがない。

 対するJRAからは前走佐賀で行われた地方交流重賞サマーチャンピオン(Jpn3)を勝利したグレイスフルリープ、前走プロキオンステークス(G3)2着のニシケンモノノフが登場。ともにソルテとは2~3kgの斤量差があり要注意の存在だ。

 地元浦和競馬からは小久保智厩舎のタマモホルンとリアライズリンクスが出走。小久保厩舎は南関東競馬のトップ厩舎で2014年には年間132勝をあげるなど南関東で突出した成績を収めている。厩舎に所属する100頭はJRAで活躍していた実力馬やディープインパクトの良血馬など、地方競馬では考えられないような好素材がズラリ。中でも重賞2勝のリアライズリンクスは浦和の地方交流重賞さきたま杯3着の実績があり、ここでも上位争いに食い込んできそうだ。

 秋の地方交流重賞短距離路線はこのオーバルスプリントを皮切りに東京盃、マイルチャンピオンシップ南部杯、そして各馬が目標とする11月3日のJBCスプリントへと続いていく。その大一番へ向けてどんなレースが繰り広げられるのか、目が離せない秋となりそうだ。

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