海シリーズの切り札「沖海4」が絶賛稼働中！ かつての王者が輝きを取り戻す為の勝負に出る!?

「SANYO　HP」より

　多くのファンに愛されてきた『海物語シリーズ（三洋物産）』の新台『CRスーパー海物語IN沖縄4』が絶賛稼働中だ。

　中でも大人気の『沖縄シリーズ』の最新作という事もあり、導入前より大きな期待が寄せられていた話題の新台である。

　スペックは大当り確率約1/319。確変突入率60％・時短100回転となっており、出玉のある大当りは全て16Rとなっている。お馴染みの「海モード」・「マリンモード」・「沖縄モード」は今回も搭載。

　しかし本作の目玉は、新たに加わった「ハイビスカスモード」だ。

　本モードは告知がメーンのモード。変動中に液晶へ表示されているハイビスカス、またはギミックが光れば大当りが確定。点滅パターンは8種類用意されている。

　点滅演出以外にもパールボタン演出や違和感演出なども搭載されており、これまでにはない”斬新なモード”と言えるだろう。

　パチンコの代表作。そのように聞いて「海物語シリーズ」と答える方は多いはず。

『三洋物産』が販売しているパチンコ台『海物語シリーズ』は、1995年の本作の元になっている『ギンギラパラダイス』より続いている大ヒット作品だ。ヒットした最大の要因は単純明快な演出。また、他の台とは異なり予告の期待度に大きく左右される事がないという点だろう。

　期待度の高い予告がなければ「まず当たりに結び付きにくい」台が大半であるにも関わらず、『海物語シリーズ』は予告の全くないリーチ（期待度の低いノーマルリーチ）で当たる事も珍しくはない。

　如何なるリーチでも期待を持てる単純な演出が、幅広い年齢層に受け入れられたのだ。『マリンちゃん』『サム』などのキャラクターや、『魚群予告』もシリーズを通して一貫しており、時代を超えてファンを増やし続けてきた。

　ただ近年は『海シリーズ』の長所である「シンプルなゲーム性」より「強烈な爆発力」を秘めた『北斗シリーズ（サミー）』や『牙狼シリーズ（サンセイR&D）』、『花の慶次シリーズ（ニューギン）』が好まれる傾向にある。

　今の『海シリーズ』に、かつての輝きはないという声が挙がっている事は事実……出玉感に差がある点が、大きく影響している事は間違いないであろう。

　しかし「継続率65％規制とMAX機一斉撤去」といった規制が生まれた事により、現在の主役となっている台も「強烈な爆発力」を失う事になる。

　それならば「ハイビスカスモード」という、これまでの『海シリーズ』にはなかった”斬新なモード”が加わり、更に快適な大当たり消化を可能とした「ワイドアタッカー」を搭載。「楽しく遊び易い」といった面が進化したと言える、『沖縄4』が高く評価される可能性は十分にあるのではないか。

　『三洋物産』の”切り札”と表現できる本機によって、『海シリーズ』が”かつての輝き”を取り戻す事ができるのか？ その点にも期待したいと思う。
（文＝高杉晋太郎）