パチンコ新台「一撃2400発」超え!? 強力スペックが魅力も注目は「ぶっ飛びすぎ」のPVに集中

「Daiichi HP」より

　最大ラウンド獲得時は2400発以上。継続率は65％と現行機「最高のスペック」をまとった『CR哲也 玄人の頂へ』が、パチンコユーザーの間で話題になっている。

「絶えざる創造と挑戦を続ける」という信念のもとに、独自の路線を歩いているパチンコメーカーDaiichi渾身の1台。新作『CR哲也 玄人の頂へ』は、10月に導入予定だ。

『CR哲也 玄人の頂へ』

■大当たり確率：約１/319 → 約１/49
■賞　球： 1＆3＆4＆15
■カウント：10カウント
■確変突入率：65％
■時短回数：平均70回

　最大の特徴は、右打ち中の大当たりの「62％が2400発以上」と十分な出玉感を誇っている点。2つに分かれているアタッカー「コンビアタッカー」と「裏ドラポケット」が、高い破壊力を生み出す役割を担っている。

「コンビアタッカー」が大当り時のこぼれ玉を減少させ、賞球3個の「裏ドラポケット」が出玉を増加。前作を凌駕する爽快なボーナスを実現しているのだ。

　原作の『哲也-雀聖と呼ばれた男』には欠かせない”イカサマ”にスポットをあてた演出も魅力。演出が強チャンスアップへと変化する「すり替え演出」など、麻雀演出が豊富に搭載されている。

　他にも原作の世界感を表現した”シビれる”演出が満載。名物メーカーの「Daiichiらしさ」を、存分に感じられる仕上がりと言えるだろう。早くも注目が集まっていることにも納得だ。

　ただ話題になっているのは、スペックや演出面だけではないようである。目立つのは、ホームページ上で公開されているプロモーションムービーに対する声だ。

「プロモーションムービーに関し『何だコレ？ ぶっ飛びすぎだろ』『まったく意味が分からない』と困惑するユーザーが続出しています。アニメではなく実写で、麻雀を打っている男の元へ大量の点棒が降ってくる。その点棒にウォータースライダーのように流され、たどり着いた先はPUSHボタンの丸い部分……。哲也とまったく関係ない内容で、はっきり言って謎です。

　しかしインパクトはありますよね。もしかしたら、苦戦が続いているDaiichiさんの作戦なのかもしれません。新たな試みとして出した『パチンコおそ松さん』や『テレサ・テン』など、魅力的な台を出すも結果を残すことはできませんでした。ヒットするためには、とりあえず話題になることが重要だと考えたのかもしれませんよ」（パチンコライター）

『CR天才バカボン』や『CRバトルヒーローV』『CR中森明菜』『天下一閃』など、異なる分野でヒット作を生み出すDaiichiに期待するファンは多い。しかし新基準機へ移行した現在のパチンコ界において、苦戦を強いられていることは事実だ。

　この流れを変えるためには「奇抜なアピールが必要」と考えた可能性は十分にあるだろう。仮にそうであれば、今回の「ぶっ飛びすぎ」ているプロモーションムービーを作成した意味はあるのかもしれない。早くも話題になっていることは、同社にとって喜ばしいことだろう。この作戦が、必ずしもヒットに繋がるとは断言できないが……。