パチンコ開発に隠された「深層」!? 怒涛の新台ラッシュに隠された「裏話」を公開……【禁断の新台ラッシュ・メタ斬り座談会】

　来年2月1日からは規制に基づいた機種が新台となるパチンコ・パチスロ業界。これに伴い予想されるのは、過去最大級の「超・新台ラッシュ」の実現だ。

　すでに発表されている「あの人気コンテンツ」や「斬新な仕様な台」は成功を収めることができるのか？ 中には”あえて”発売を遅らせた機種も??　　　

「素性を公開しない」という条件で、パチスロ開発出身者・パチスロをこよなく愛すライター・編集者の3名がホンネを暴露……【禁断の新台ラッシュ・メタ斬り座談会】スタート!!

過去最大級の「超・新台ラッシュ」に隠された「深層」とは？

「ライターA」：パチスロ5.5号機ラストの時も、20を超える新台が発売されましたが、今回はパチンコ・パチスロ同時に規制ですからね。相当な数の新台が発売されると思います。

「開発K」：しかし1日の申請枠には限りがありますからね。かなりの競争率になっているようで、当然ながら試験にすら辿り着けない機種も出て来ると思います。開発者としては悲しいですよ……。

「編集B」：厳しい倍率を勝ち抜いて申請を通すわけだから、メーカーも慎重になるよね。不適合にならないように攻めたスペックは作らないだろう。とにかく適合させなければ始まらないからね。

「開発K」：そうなってくると心配なのが、本当に作り込んだ機種が何台あるのかな？ という点ですね。正直『間に合わせるため』の機種であれば、せっかく適合しても成功することは難しいでしょう。正直、不安ですね……。

「ライターA」：ぜひとも作り込んだ機種が多いことを祈るとして、皆さんが注目している新台ってあります？

「編集B」：やっぱり16日から導入される『桃剣斬鬼』や11月に出る『レディー・ガガ』かな。時代は『小当りラッシュ』だけど、この2機種の小当りラッシュは桁違いという感じだからね。ここまでの荒い台が出てくると、小当りラッシュが規制されてしまう可能性も考えられるけど……。

「ライターA」：間違いなく小当りラッシュ時代へ突入しましたね。現在の主流という意味では、巨大化した筐体も当てはまりませんか？ 『仕事人』や『牙狼』に続いて迫力満点の遊技を演出する巨大筐体が注目されていますが??

「編集B」：筐体の巨大化に対しては、検討を求める要望書が提出されたように問題点が多すぎるよ。過去には入れ替え作業中に腰を痛めて救急車で運ばれたケースも存在しているからね。業者やホール定員の中にとって、歓迎できるものではないのかもしれない。

「ライターA」：巨大化に伴う価格の高騰もありますよ。約10年前は1台20万円程度とも言われていましたが、最近の台は50万円程度と2倍以上の金額が必要になっていますから。今後も巨大な筐体が登場するでしょうが、ホールは頭を悩ませるかもしれません。

「開発K」：巨大な筐体といえば京楽さんがリリース予定のパチンコ『AKB48』は、『仕事人』と同じような筐体だと言われていますよね。ただコレ、実は『仕事人』より先に開発されていたという情報を聞いたことがあります。

「ライターA」：えぇ？ そうなんですか？ 発売は早くても年末という話が出ていますよね？ 販売の計画などで変更されたのでしょうか。

「開発K」：詳細は分かりませんけど、なぜ出さないのだろうと不思議でした。しかし、それが本当ならば『やっつけ』と思われるような仕上がりではないと考えられますよね。実績のあるコンテンツですし、期待できるのではないでしょうか。大画面で迫力あるライブを楽しめそうですし。

「編集B」：期待という意味では『香り放出機能』は楽しみにしていたんだけど、残念ながら通らなかったね。まぁ当然か……。パチスロは？ 『ルパン三世』や『エヴァンゲリオン』もスタンバイらしいけど。

「開発K」：コンテンツ的には魅力ですが、出玉を期待できないというのはネックですね。やはり出玉を重要視するユーザーは多いですから。リアルボーナスが増えてリーチ目を狙う楽しみなど、パチスロの醍醐味を堪能する機会が増えるとは思いますが……やはりパチスロは厳しい印象ですね。

「ライターA」：どちらにせよ、規制施行前に出る期待の新台たちです。本当にユーザーを楽しませることを考えた、作り込んである機種であることを祈りたいですね。
（文＝編集部）