GJ > 競馬ニュース > ジェニアル「覚醒」の2連勝
NEW

ジェニアル、武豊と「覚醒」の2連勝! マイル界席巻第一歩も、「目標」は遠くなる複雑

【この記事のキーワード】, ,
ジェニアル、武豊と「覚醒」の2連勝! マイル界席巻第一歩も、「目標」は遠くなる複雑の画像1

 名手が惚れ込んだ素質馬の才能がついに開花しようとしている。

 11日(日)、阪神競馬場8R・4歳上500万下(芝・1600m)に出走したジェニアル(牡4、栗東・松永幹夫厩舎)が2着に3馬身差をつけて快勝した。

 主戦騎手の武豊騎手を背に乗せて2番人気に支持されたジェニアルは、中団後ろめにつけて機をうかがう。4コーナー周って直線に入ると大外から武豊騎手のムチに応える形で加速。上がり最速33.8秒の切れ味鋭い末脚を発揮して見事に勝利を収めた。

 昨年の7月以来、長期休養明けでの出走となったもののこれでジェニアルは2連勝。父にディープインパクト、母に2010年の仏オークス馬でその年のヨーロッパ最優秀3歳牝馬に選出されているサラフィナを持ち、セレクトセール2015において1億6000万円で落札されるなど話題に事欠かなかった同馬の才能がついに開花しようとしている。

「デビュー当初は中長距離戦に出走するも、5着、9着、7着と惨敗。期待されていた活躍とは程遠い結果しか出ていませんでした。ですが、マイルスプリント路線に舵を切ったところ2連勝を記録。半妹のプリュス(父ヴィクトワールピサ)もスプリントで結果を残していますので、血統的にはこの路線が向いているのかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 このジェニアルが競り落とされたセレクトセールの会場には母馬サラフィナの主戦を務めていたC.ルメール騎手も訪れ、『母の面影がある』『ディープインパクトとサラフィナは世界で一番の配合』と興奮気味に語ったと伝えられた。そして、冗談半分ながら騎乗希望も飛び出したそうだ。それほどまでの素質馬がついに開花の時を迎えようとしているのだが、関係者たちからするといささか複雑な気分?

ジェニアル、武豊と「覚醒」の2連勝! マイル界席巻第一歩も、「目標」は遠くなる複雑のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を