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スプリングS(G2)大本命ステルヴィオに「距離の壁」なし!? 2人の世界的名手が証言する”世代No.2″の「本当の姿」とは

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スプリングS(G2)大本命ステルヴィオに「距離の壁」なし!? 2人の世界的名手が証言する世代No.2の「本当の姿」とはの画像1ステルヴィオ(JBISサーチ公式サイトより

 18日に中山競馬場で開催される皐月賞トライアル・スプリングS(G2)は、近年では「王道」といわれる弥生賞(G2)よりも牡馬クラシックへの関連性が強い重要なレースだ。

 しかし、今年の本命馬ステルヴィオ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)をクラシックの中心的存在と評価する人はあまりいない。日本最大級の競馬ポータルサイト『netkeiba.com』の事前予想では、今回は単勝2.1倍という抜けた人気に推されているが、仮にこのトライアルを制したとしても、ステルヴィオの評価が大きく変わることはないだろう。

 それは今年の弥生賞(G2)上位組が近年稀に見るハイレベルであったことも影響しているが、何よりもステルヴィオ自身が2歳時に、2度に渡って王者ダノンプレミアムに完敗を喫しているからに他ならない。

 ここまで4戦して2勝2着2回。つまりステルヴィオはダノンプレミアム以外に負けたことがない。ただ、朝日杯フューチュリティS(G1)2着は本来であれば「世代No.2」として誇るべき実績だが、2歳王者には3馬身半差をつけられる完敗だった。

 2000m、2400m、3000mと距離が延長される牡馬クラシックだけに、どこかに逆転の余地を求めたいところだ。しかし、ステルヴィオは歴史的スプリンター「龍王」ロードカナロアの初年度産駒。まだサンプルが少ないとはいえ、その類稀なるスピードの遺伝子は産駒に確実に受け継がれているようだ。

 実際にロードカナロア産駒は芝1600m以下の成績が[44.19.22.150]であることに対して、芝1800m以上の成績は[2.6.3.31]と急降下。2勝はどちらも1800mで上げたもので「2000m以上は未勝利」という状況だ。

 したがってデータ的に見れば、ロードカナロア産駒であるステルヴィオの「今後」は決して明るいとは言えない。本番で対決するダノンプレミアムとの逆転も、常識的に考えれば厳しいと述べざるを得ないだろう。

 ただ、そんな”常識”を打ち破る可能性を、世界的な実績を持った2人の名手が証言している。

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