真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2018.04.15 08:57

皐月賞(G1)タイムフライヤー「出走回避」寸前から復活!? 「雨」予報で思い出される「内田博幸とゴールドシップ」の奇跡
編集部

最後の最後で間に合ったのか――。
11日に栗東のCウッドコースで行われた皐月賞(G1)の最終追い切り、「2歳王者」の権威を一身に背負うこととなったタイムフライヤー(牡3歳、栗東・松田国英厩舎)の動きを見守った松田調教師に安堵の表情が浮かんだ。
「超回復のステージを乗り越えてくれた――」
6ハロン79.0秒、ラスト12.3秒。タイムフライヤーは申し分ない、本来……いや「一段とパワーアップした動き」でアンタレスS(G3)の出走を予定しているユラノトをきっちりと捉え切った。
社台グループの所有馬を中心に、外厩を利用した短期放牧を挟むのが主流になりつつある昨今の競馬界。しかし、本馬は昨夏のデビューから年末のホープフルS(G1)まで、一貫して放牧を挟まずに厩舎で調整された。
それこそがダービー馬キングカメハメハやタニノギムレットなど数々の名馬を輩出した、馬を鍛えて強くする”マツクニ流”なのだろう。入厩当初「素質は感じるけど、筋肉の張りは物足りず、緩さが目立つ」とジャッジされていた管理馬は、2歳の暮れにはG1ホースになっていた。
そこから初めて放牧を挟んだものの、早めに帰厩してからクラシックに向け、さらに鍛錬が重ねられた。しかし、復帰初戦となった若葉S(OP)では単勝1.2倍に支持されながら、まさかの5着敗戦。展開に恵まれない部分もあったが、筋肉疲労により本来の力を発揮することが出来なかった。
PICK UP
Ranking
17:30更新【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター