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JRA名門「後継者」が大苦戦……ハーツクライ手掛けた名伯楽「遺産」引き継ぐも「大改革」失敗、リーディング150位に低迷

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 JRA通算991勝を上げ、1990年には調教師リーディングも獲得。競馬界屈指の「シルバーコレクター」と称されながらもハーツクライの有馬記念、ワンアンドオンリーの日本ダービーなどG1競走10勝を始め、重賞96勝を飾り、2016年に引退した橋口弘次郎氏は紛れもない名伯楽の1人だ。

 だが、そんな偉大な父の引退と同時に、厩舎を引き継いだ長男・橋口慎介調教師が今年まだ5勝。リーディング150位(7月22日現在)と、厳しい勝負の世界の波に飲まれようとしている。

 学生時代に父の跡を継ぐ意思を伝え、アイルランドの大学へ留学。帰国後は池添兼雄厩舎で研修を積み、技術調教師として角居勝彦厩舎所属を経て、父・橋口弘次郎厩舎へ。”副官”としてワンアンドオンリーのドバイ遠征に帯同するなど貴重な経験を積み、満を持しての調教師デビューだった。

 さらに橋口慎介調教師は、当時父が管理していたすべてのオープン馬など所属馬の大半を引き継いだだけでなく、経験豊富な厩舎スタッフもほぼそのまま移籍。デビュー当週から8頭を出走させて、いきなり3勝を上げるなど「調教師界のサラブレッド」として、華々しい船出を飾った。

 しかし、今年はここまでわずか5勝でリーディング150位。開業3年目にして、早くもキャリア最大の苦境を迎えている。一見、この上ない形で引き継がれたはずの”名門”に、一体何が起こっているのだろうか。

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