GJ > 競馬ニュース > 偉大なるシーザリオ  > 2ページ目
NEW

JRA「サートゥルナーリア母」偉大なる”superstar”シーザリオ。エピファネイア・リオンディーズら「華麗なるファミリー」を形成

 繁殖牝馬となったシーザリオ。だが、キングカメハメハとの間に誕生した産駒は弱い体質だったようで、第一仔トゥエルフスナイトは1戦して引退。全妹のヴァイオラはデビューする前にこの世を去ることになり、第二の馬生は順風満帆とはいい難いスタートとなった。

JRA「サートゥルナーリア母」偉大なるsuperstarシーザリオ。エピファネイア・リオンディーズら「華麗なるファミリー」を形成の画像2※エピファネイア/『競馬つらつら』より

 しかし3年目、シンボリクリスエスとの交配で誕生したエピファネイアが悪い流れを一変させる。

 福永騎手とともにクラシックに挑戦すると皐月賞(G1、芝2000メートル)と日本ダービー(G1、芝2400メートル)でともに2着。夏を挟んで挑んだ菊花賞(G1、芝3000メートル)ではついに産駒初のG1初制覇を達成。翌年のジャパンカップ(G1、芝2400メートル)では、世界最強と評価されたジャスタウェイに4馬身差を付けて圧勝してみせた。

JRA「サートゥルナーリア母」偉大なるsuperstarシーザリオ。エピファネイア・リオンディーズら「華麗なるファミリー」を形成の画像3※リオンディーズ/『競馬つらつら』より

 その3年後、再度キングカメハメハとの交配に挑戦するとリオンディーズが誕生。朝日フューチュリティS(G1、芝1600メートル)を勝ち、日本ダービーでも5着と掲示板を確保。今後の活躍が期待されたものの、故障のため惜しまれつつも引退。種牡馬入りとなった。

 そしてリオンディーズからさらに3年後。今度は”竜王”ロードカナロアとの間にサートゥルナーリアが産まれる。同馬のこれまでの活躍は言うまでもなく、秋には凱旋門賞挑戦も視野に入れられているなど、これからさらに飛躍を遂げるとも考えられている。

 繁殖牝馬としても確固たる地位を築いたシーザリオ。今年はキングカメハメハ産駒のファーストフォリオ(牝)がデビュー予定。さらに翌年はモーリスとの産駒(牡)がスタンバイしている。

 そして2019年で17歳になるも、まだ衰えを知らず、今年はロードカナロアと交配済み。順調に行けばサートゥルナーリアの全弟か全妹が誕生することになるだろう。

 競走馬として史上唯一の日米オークスを制覇し、繁殖牝馬としても有力馬を輩出し続けるシーザリオ。今後、誕生する産駒がどんな活躍をしてくれるのか。今から楽しみである。

JRA「サートゥルナーリア母」偉大なる”superstar”シーザリオ。エピファネイア・リオンディーズら「華麗なるファミリー」を形成のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  3. 【京都新聞杯(G2)予想】穴馬ジューンテイクに浮上の余地あり! 抜けた馬がいない混戦模様、狙いは重賞好走歴のある人気薄
  4. リバティアイランド、ドゥレッツァ「戦線離脱」に思うドゥラメンテの儚さ。そして思い出されるアグネスタキオンとの共通点
  5. ステラヴェローチェに並ぶ「最速」を記録、メイショウタバルの毎日杯は凌駕…大注目の惑星が日本ダービー前哨戦に登場!
  6. 【NHKマイルC】世代わずか「6頭」も驚異の高打率! ジャンタルマンタル、ノーブルロジャーの父に「第2のスワーヴリチャード」の期待
  7. JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
  8. 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
  9. JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
  10. 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】