
【CBC賞(G3)展望】JRAサマースプリント第2弾! ジャスタウェイ産駒初重賞制覇は?
6月30日、サマースプリントシリーズ第2弾CBC賞(G3、芝1200メートル)が行われる。ここ数年1番人気が消える波乱の決着が続いているが、今年も荒れるのだろうか。レースを展望する。
日本ダービーが終われば古馬に混じって3歳馬が出走する。3歳馬は斤量が軽いため好走確率は高い。ときには前走で大敗していた3歳馬が大駆けして大穴になることもある。この時期、出走表を見る際には何はともあれ3歳馬を探すのがセオリー。まずは2頭の3歳馬から見ていこう。
アウィルアウェイ(牝3歳、栗東・高野友和厩舎)は昨年の6月、阪神の新馬戦(芝1200メートル)を勝つと、8月の新潟でダリア賞(オープン、芝1400メートル)を快勝。一躍、新種牡馬ジャスタウェイ産駒の大物牝馬として脚光を浴びた。3戦目の京王杯2歳S(G2、芝1400メートル)はハナ差の2着だったが能力の高さは示した。
桜花賞(G1、芝1600メートル)で10着に惨敗すると、前走の葵S(重賞、芝1200メートル)からスプリント戦に復帰、結果は3着とまずまずだった。2着だったアスターペガサスがサマースプリントシリーズ第1弾函館スプリントS(G3、芝1200メートル)で2着だったように、CBC賞ではアウィルアウェイも好走できるはず。なにしろハンデは51キロだ。
半兄は安田記念(G1、芝1600メートル)を制したインディチャンプだが、気性的により短い距離のほうがいいのだろう。自身はもちろん父ジャスタウェイにとっても重賞初制覇がかかる。
穴党にとってより狙うべきはもう1頭の3歳牝馬、ハンデ50キロのメイショウケイメイ(牝3歳、栗東・南井克巳厩舎)かもしれない。久々のスプリント戦だった葵Sは9着に敗れたが、新馬戦と500万下で1200メートル戦を連勝している。父ワークフォースは英ダービー馬。力のいる馬場になれば面白い。
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