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JRAサマーシリーズ存在感なしに「廃止」の声!?「意義が薄れている」2000シリーズ史上初「優勝馬なし」に高まる危機感

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 1日、新潟競馬場で行われた新潟記念(G3)は、ユーキャンスマイル(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)が優勝。本レースが最終戦となるサマー2000シリーズは、史上初の優勝馬なしという結果に終わった。

 有力馬の休養が目立つ夏競馬を盛り上げるため、2006年に創設されたサマーシリーズ。これまで数多くの名勝負を繰り広げてきた夏の風物詩だが、近年はその存在意義を疑問視する声が高まっている印象だ。

 実際にサマー2000シリーズ最終戦となった今年の新潟記念で、「王者」獲得の権利を持っていたのはカデナとゴールドサーベラスの2頭だけ。

 それも「対象5競走の着順に応じて与えられる得点の合計が13点以上かつ、1勝以上した馬の中で得点最上位」という条件があるため、新潟記念を勝つことが優勝の条件だった。

 逆に述べれば、札幌記念(G2)を快勝したブラストワンピースを筆頭に、七夕賞(G3)を勝ったミッキースワロー、函館記念(G3)を勝ったマイスタイル、小倉記念(G3)を勝ったメールドグラース、そして新潟記念を勝ったユーキャンスマイルらの陣営は、サマー2000シリーズに特別なこだわりがなかったといえる。

 実際に、これらの勝ち馬は他のサマー2000シリーズ対象レースに出走すらしていないのだ。

「ブラストワンピースは元々、10月の凱旋門賞(G1)を目指してのステップレースという位置付けでしたし、ミッキースワローがオールカマー(G2)、メールドグラースが豪州のコーフィールドC(G1)、マイスタイルもマイル路線と、それぞれ秋に向けて夏を休養に充てています。

サマーシリーズを狙って夏に無理をすると、G1が数多くある秋への影響は避けられません。各陣営もその辺りを懸念しており、サマーシリーズで優勝することよりも、重賞を勝って賞金を上積みしG1出走が容易になった事実に重きを置いているということでしょう」(競馬記者)

 また2000シリーズよりも、さらに深刻な状況にあるのがマイルシリーズだ。

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