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武豊騎手「とても残念」オークス馬ダンスパートナー死す……「華麗なるダンス一族」の誇りを胸にカイザーバルが秋華賞(G1)に出陣

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dansupa-tona-.jpg「ogiyoshisan」より

 今週は3歳牝馬クラシック最後の戦い秋華賞(G1)が開催されるだけに、歴代の秋華賞馬から「思い出の一頭」を紹介させていただくつもりでいたが、急きょ予定を変更することになった。

 14日、1995年のオークス馬ダンスパートナーが亡くなったからだ。

 JRAの発表によると、社台ファームで繋養されていたダンスパートナーはすでに繁殖生活を引退していたが、14日に蹄葉炎のために死亡したと連絡があったようだ。蹄葉炎とは馬や牛などの大きな蹄を持つ有蹄類が発症する疾病の一つで、最悪の場合、今回のように死に至る致命的な疾病だ。ダンスパートナーの父サンデーサイレンスも、蹄葉炎が原因で命を落としている。

 繋養されていた社台ファームの場長・池田充氏は「オークス(G1)を勝ったことはもちろんですが、フランス遠征で敗れはしたもののヴェルメイユ賞(G1)で1番人気に推されたことが、驚きとともにとても嬉しかったことを覚えています」とコメント。

 主戦としてオークス制覇に導いた武豊騎手もスポーツ報知の取材に「一番の思い出はやっぱりオークスですかね。フランス遠征からの菊花賞挑戦もありました。とても残念」と古き良き恋人の死を嘆いた。

 ダンスパートナーが3歳牝馬だった当時は秋華賞創設が翌年に控えており、クラシック最終戦はエリザベス女王杯(G1)だった。

 だが、オークス馬として世代を牽引する立場にあったダンスパートナーは、まるで最後の一冠など眼中にないかのように果敢に「世界」へ飛び出して行った。

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