GJ > 競馬ニュース > ダンスパートナー死す  > 3ページ目
NEW

武豊騎手「とても残念」オークス馬ダンスパートナー死す……「華麗なるダンス一族」の誇りを胸にカイザーバルが秋華賞(G1)に出陣

【この記事のキーワード】, ,

 そして、これはその時点ではわからないことだが、この翌年、ダンスパートナーとまったく同じ血統の弟ダンスインザダークが菊花賞を制していることからも、陣営はダンスパートナーに秘められた牝馬離れしたスタミナを見抜いていたのだ。

 残念ながら、ダンスパートナーは並みいる強豪牡馬を押し退けて1番人気に推されたものの、結果は5着。それでもその年のダービー馬タヤスツヨシに先着し、この後に競馬界の覇権を握ることになるマヤノトップガンに食い下がったのだから、やはり牝馬の常識の枠を大きく超えた存在だったことは確かだろう。

 ダンスパートナーはその後、古馬に解放されたエリザベス女王杯の最初の勝ち馬になるなど、最後まで牝馬の頂点に立ち続けた。引退後はなかなかその能力を受け継ぐ仔に恵まれなかったが、2012年にフェデラリストが中山金杯(G3)と中山記念(G2)を連勝し、再び存在感を放っている。

 今日の秋華賞には姪にあたるカイザーバル(牝3歳、栗東・角居厩舎)が出走する。

 春のクラシックには縁がなかったが、前哨戦のローズS(G2)で3着し最後の一冠に間に合ったカイザーバルは、ダンスパートナーの全妹ダンスインザムードの娘だ。最終追い切りでは栗東のCウッドコースで4ハロン52.4秒、ラスト12.3秒。時計は目立ったものではないが、陣営は「今日は単走でサラッと。体調を整える程度」と仕上がりに自信を見せている。

武豊騎手「とても残念」オークス馬ダンスパートナー死す……「華麗なるダンス一族」の誇りを胸にカイザーバルが秋華賞(G1)に出陣のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!