
JRAサマーシリーズ存在感なしに「廃止」の声!?「意義が薄れている」2000シリーズ史上初「優勝馬なし」に高まる危機感
「2012年に追加されたサマーマイルシリーズですが、ここ6年で3度の優勝馬なしという結果……。
今年は中京記念(G3)を勝ったグルーヴィットが、最終戦の京王杯オータムH(G3)に登録しているため、優勝馬が出る可能性が高まっています。ですがレース数が限られていることもあって、創設時から関係者の関心も低いと言わざるを得ません。
G1のない夏競馬を盛り上げることはJRAにとっても長年の課題といえますが、サマーシリーズに替わる何らかの対策が必要な時期に差し掛かっているようにも思えます」(同)
実際に競馬評論家の水上学氏も、昨年の段階から自身のブログを通じて「個人的にサマーマイルは無意味という意見をずっと書いてきたが、サマーシリーズそのものが使命を終えたというか、意義が薄れてきている感が強い」と述べており、存続の危機感を示している。
確かにスプリントと2000シリーズで5000万円、マイルで3000万円という優勝賞金は魅力的といえるかもしれないが、だからこそ関心が薄れている状況は深刻ともいえるのだ。
「最も有効な方法の1つとして、長年ファンの間で叫ばれ続けているのが、札幌記念(G2)のG1昇格。サマー2000シリーズの対象レースをトライアルにすれば、有力馬の参戦も見込めるかもしれません。
同じ札幌で行われるワールドオールスタージョッキーズと合わせて開催すれば、夏競馬を盛り上げる『真夏の祭典』として定着するかもしれませんね」(別の記者)
今年の札幌記念には勝ったブラストワンピースを始め、フィエールマン、ワグネリアンなどG1級のメンバーが集結。ファンからも大きな注目を集めた一戦だった。
果たして、その存在意義が問われているサマーシリーズは、今後どう変化していくのか。一部のファンからは「廃止にすべき」という声も高まっているが……。
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