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JRAジャパンC(G1)シュヴァルグラン「衰えナシ」スミヨンと得意舞台で躍動しそうな理由

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 24日(日)に開催されるジャパンC(G1)。ここが今年国内初戦となるシュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)は、2年ぶりのG1制覇を狙う。

 友道康夫厩舎に所属し、元メジャーリーガー・佐々木主浩氏がオーナーであるシュヴァルグラン。昨夏、一度は年内引退が発表されたものの、4着だったジャパンC後に撤回。これは、友道師が「もう1年やらせてほしい」とオーナーに直談判した結果だという。

 その後、9番人気だった有馬記念(G1)で3着と好走したシュヴァルグランは、友道師が「豪州とか米国とか海外競馬を視野にします」と語ったこともあり、2019年はまず海外を転戦。今年初戦となったドバイシーマC(G1)では2着と、スワーヴリチャードら日本馬の中で最先着を果たした。

 だが、エネイブルを始めとした「史上最高のメンバー」が集結したキングジョージ6世&QES(G1)で6着、続くインターナショナルS(G1)では勝ち馬ジャパンの後ろという好位につけて進むも、ペースがあがらず、4コーナーから“ヨーイドンの競馬”になり、持ち味を活かすことができずに8着。高すぎる世界の壁に跳ね返されていた。

「久しぶりの国内出走となるシュヴァルグラン。一昨年のジャパンCではレイデオロとキタサンブラックらを退け、見事にG1初制覇。今年も東京競馬場と形が似ているメイダン競馬場で好走するなど、このコースとの相性は良さそうです。友道調教師も『競馬ラボ』の取材に対して、『東京の軽い馬場の2400mが、シュヴァルグランに一番合うと思います』と明かしています。

 近2走では結果が残していませんが、それは国内では未経験だった60キロの斤量の影響もあったのではないでしょうか。今回はこれまで結果が残せている57キロを背負って挑戦です。一変する可能性は秘めていますよ」(競馬誌ライター)

 今回コンビを結成するのはC.スミヨン騎手。1週前追い切りから騎乗し、さらに同馬でジャパンCを勝ったH.ボウマン騎手からアドバイスを受けるなど、積極的な動きを見せているという。

「スミヨン騎手を背にした、エタリオウ&マカヒキと3頭併せの1週前追い切りでは、栗東・DPコースで6F77秒6、ラスト12秒2を記録し、2頭に半馬身遅れました。友道調教師によれば、スミヨン騎手は『ズブいという印象』を持ったとのことですが、『癖をつかんでくれて良かった。予定通りですよ』と明かしています。もともと稽古であまりいい動きをするタイプでもないので問題はないでしょう。休み明けながら、馬体もしっかりと出来上がっているように見えますし、本番ではバシッとやってくれるはずです」(競馬記者)

 有馬記念(G1)を持って引退することが発表されているシュヴァルグラン。次走で有終の美を飾るためにも、ここで結果を残したいのは当然だろう。好走を期待したい。

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