JRAジャパンC(G1)「尻すぼみ回避へ」レイデオロ復権は? 「雰囲気は春よりもいいですね」だが……

24日(日)のジャパンC(G1)に、レイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が出走予定。同馬は2017年に日本ダービーを制し、その翌年には天皇賞・秋(G1)を優勝。絶対的な強さは見せないため、イマイチ地味な印象が拭えないものの、その安定感はバツグンだった。ところが近走の成績が振るわないこともあり、力の衰えを指摘する声もあがっている。
昨年末までレイデオロは12戦7勝[7-2-1-2]。出走回数こそあまり多くはないものの、走ればほぼ馬券圏内に入る安定感が売りだった。2018年にはJRA最優秀4歳以上牡馬に輝いているが、その選出に納得する人も多かったはずだ。
だが、今年の始動戦となったドバイシーマC(G1)で1番人気ながら6着に終わると、2番人気に支持された国内復帰戦の宝塚記念(G1)では、直線で脚が伸びずに5着。勝ち馬リスグラシュー、2着のキセキらからは大きく離され、力の差を見せつけられてしまった。
復権に燃えるレイデオロは、昨秋同様にオールカマー(G2)から始動。主戦騎手だったC.ルメール騎手が神戸新聞杯(G2)に出走するサートゥルナーリアを選んだため、鞍上は福永祐一騎手が務めた。乗り替わりはあったものの、昨年の王者ということもあり、ここでもファンは堂々の一番人気に支持。だが、中団追走から最後の直線を迎えたが、鞍上にいくら追われても反応が鈍く4着。福永騎手は「スタートは出てくれたが、そこから進まない感じ」とレースを振り返っていた。
「前走のオールカマーを前に、藤沢調教師は『今年が最後の年だからね』と今年での引退、今後の種牡馬入りを示唆。さらに『尻すぼみにならないように、ダービー馬にふさわしいようにやっていかないと』と語っていましたが、その心配が現実のものになりかけています。
レイデオロは東の名伯楽として名を馳せた藤沢調教師に、初めてダービー制覇をプレゼントした1頭。それだけに藤沢調教師も、同馬に対して思い入れが強いはず。このまま終わるわけはないと思いたいのですが……」(競馬誌ライター)
レイデオロの1週前追い切りは、南ウッドで併せ馬。5F68秒3、ラスト12秒4を記録している。調教にまたがり続けてきた五十嵐騎手は「デイリースポーツ」の取材に対し、「走りの感じは良かった」「雰囲気は春よりもいいですね」と明かしたという。
ここを含めてあと2戦とも考えられているレイデオロ。ジャパンCではW.ビュイック騎手が騎乗するが、“尻すぼみ”にならないような結果を出すことができるのだろうか。17年のダービー馬が正念場を迎えている。
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