JRAアーモンドアイら「超豪華メンバー」も香港国際競走「デモ中止」可能性大!? 欧州勢「敬遠」相次ぐも、ジャパンC「外国馬ゼロ」の深刻さ浮き彫り
日本最強馬アーモンドアイの出走など、例年以上の豪華メンバーとなりそうな今年の香港国際競走。
12月に行われる同日G1開催には、香港C(G1、芝2000m)に天皇賞・秋(G1)を勝ったアーモンドアイ、春の香港クイーンエリザベス2世C(G1)を制したウインブライトが出走予定。
香港ヴァーズ(G1、芝2400m)には先週のエリザベス女王杯(G1)で復活勝利を飾ったラッキーライラック、オークス馬ラヴズオンリーユー、欧州を転戦しナッソー(G1)を勝ったディアドラなどがスタンバイ。
また、香港マイル(G1、芝1600m)にも安田記念(G1)を勝ったインディチャンプ、ヴィクトリアマイル(G1)の覇者ノームコア、NHKマイルC(G1)を勝ったアドマイヤマーズなどが出走予定。
香港スプリント(G1、芝1200m)にも重賞3勝のダノンスマッシュが招待を受諾するなど、日本馬による“香港ジャック”もあり得るほどの強力ラインナップだ。
ただその上で、最大の問題は今年の「香港国際競走が行われるか、否か」という点に尽きるだろう。
「香港で行われている大規模デモが収まる気配がありません。昨日(14日)にはデモ隊側に死者が出たという報道も……。鉄道には火炎瓶が投げ込まれ、大学には数万人規模のデモ隊が立てこもるなど、激化の一途を辿っているようです。
この事態を受け、13日のハッピーバレー競馬場が開催中止。香港国際競走が開催されるのはシャティン競馬場ですが、デモ隊と警察の衝突が激化している地域から数キロしか離れていません。
現在のところ香港ジョッキークラブからの発表はありませんが、仮に直接的な被害がなくとも、主要な交通機関がマヒすれば、最悪中止という可能性も想定しなければなりません」(競馬記者)
実際に毎年、日本馬とともに香港国際競走を彩っている欧州勢は、デモの影響を懸念して、遠征をためらう陣営が相次いでいるようだ。
場合によっては日本VS香港という図式にもなりかねない状況だが、それでも“蚊帳の外”なのが日本競馬が誇る「あのレース」だ。
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