GJ > 競馬ニュース > シルクロードS×レッドアンシェル
NEW

JRAシルクロードS(G3)1200m「覚醒」レッドアンシェルに要注目!!

【この記事のキーワード】, ,

JRAシルクロードS(G3)1200m「覚醒」レッドアンシェルに要注目!! の画像1 2月2日(日)、京都競馬場のメインレースはシルクロードS(G3)。

 今年の登録馬の中に、路線変更を成功させた馬がいる。レッドアンシェル(牡6歳、栗東・庄野靖志厩舎)である。

 マンハッタンカフェ産駒の同馬は、これまでマイル戦を中心に使われてきた。2017年のNHKマイルカップ(G1)で4着、2018年の京都金杯(G3)で3着にそれぞれ入るなど、重賞競走でも実績を残してきた。

 これまで15戦して掲示板を外したのが僅か2回という堅実派でもある。

 しかし、善戦はするが、なかなか勝ち切れない馬だという評価も少なくなかった。2016年に新馬戦、もみじSと連勝するも、3勝目は翌2017年の年末、リゲルSまで待たなければならなかった。さらにリゲルS以降も1年以上善戦はするが勝ち切れない競馬が続く。4勝目は昨年4月、京都の彦根S(現3勝クラス)だった。

 降級していたレッドアンシェルは、このレースで初めて1200m戦に出走する。これまで使われてきたレースとは道中のペースが全く異なる6ハロン戦である。馬が戸惑いを覚える可能性もある。そんなリスクを抱えた上での路線変更だった。

 しかし、レッドアンシェルにそんな心配は無用だった。福永祐一騎手を背に道中3番手で流れに乗り、直線で馬群から抜け出すと、そのまま2着以下に2馬身1/2差をつけて快勝した。勝ちタイムも1分7秒3と、元々6ハロン戦を主戦場としていた馬たちと比較しても遜色のないものだった。

 レッドアンシェルは続くCBC賞も快勝して2連勝。あんなに勝ち切れなかった馬が、6ハロン戦で連勝するのだから、この距離に適性があると考えていいだろう。

 そして休養を挟み、鞍上にS.フォーリー騎手を迎えてシルクロードSで3連勝に挑む。今回は休養明けだけに、半信半疑の面はある。目標は恐らく高松宮記念だろうが、ここでもある程度の結果を残して3月のG1を迎えたいに違いない。

 レッドアンシェルはもう「勝ち切れない馬」ではない。休養明けの今回も目が離せない存在となりそうだ。

JRAシルクロードS(G3)1200m「覚醒」レッドアンシェルに要注目!!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャスティンミラノを大幅に上回った「期待の良血」がG1に向けて出陣! C.ルメールに替わる新パートナーは「初制覇」のチャンス到来?
  2. 【激走候補5頭】J.モレイラ不在の週末は波乱必至!? 大荒れ実績十分福島牝馬S(G3)&フローラS(G2)【週末重賞ピックアップ】
  3. JRA「隠れ最強馬」が待ちに待った戦列復帰…ジャスティンミラノに引け取らない実力、令和の「マツクニローテ」再現あるか?
  4. 【NHKマイルC】川田将雅ジャンタルマンタル参戦で浮上した「鞍上問題」…陣営と繋がり強い「三冠騎手」が有力候補? その背中に跨るのは
  5. 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃?桜花賞に続き皐月賞も人気馬が凡走…主戦騎手不在で「13連敗」の急ブレーキ
  6. 【フローラS】「批判覚悟の出走」が1000万馬券の大波乱を演出!除外された武豊の超良血は幻のG1馬に…「東京マスター」菅原明良と挑む渾身の権利獲り
  7. 「ルメールショック」が木村哲也厩舎に直撃? 福永祐一厩舎「G1出走権獲得」に胸中複雑!? ジャンタルマンタル、NHKマイルC(G1)大本命に急浮上!?【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  8. コスモキュランダ次走ダービーも「鞍上未定」の怪…J.モレイラ続投が決まらない理由に「身元引受調教師」の影響も?
  9. セリフォス、ナミュールも不安?2024年マイル戦線は異常事態!マイラーズCは“安田記念を見切った格下馬”の激走に要注意!
  10. 「注目のルーキー」吉村誠之助が狙う重賞初騎乗V!武幸四郎の快挙から27年…人気薄でも侮れないコンビ