
JRA福島牝馬S(G3)馬券的中のカギは土曜開催!? 「ポルカ・アンジュ買い&サラキア消し」驚きの理由とは

25日、福島競馬場ではヴィクトリアマイル(G1)の前哨戦、福島牝馬S(G3)が行われる。レース当日の25日午前11時時点で人気上位4頭が単勝オッズ10倍を切っている。
1番人気が濃厚なのは、重賞未勝利ながら通算「4-2-2-1」と抜群の安定感を誇るエスポワール(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)。以下、昨年のこのレースを制したデンコウアンジュ(牝7歳、栗東・荒川義之厩舎)、先週の皐月賞で2着に入ったサリオスの半姉サラキア(牝5歳、栗東・池添学厩舎)、前走の中山牝馬S(G3)で重賞初勝利を飾ったフェアリーポルカ(牝4歳、栗東・西村真幸厩舎)が続く。
5番人気以下のオッズを見ても、この4頭がやや抜けた存在であることは間違いないだろう。人気馬の中ではデンコウアンジュとフェアリーポルカに食指が動く。
その理由は福島牝馬Sが“土曜開催”だからだ。どういうことか。2頭の曜日別通算成績を見れば一目瞭然だ。
【デンコウアンジュ曜日別成績】
土曜日「4-0-3-11」
日曜日「0-1-0-13」
火曜日「0-0-0-1」
【フェアリーポルカ曜日別成績】
金曜日「1-0-0-0」
土曜日「2-1-1-1」
日曜日「0-0-0-3」
デンコウアンジュは4勝全てを土曜日に挙げ、複勝率は土曜日の38.9%に対し、日曜日は7.1%と雲泥の差がある。フェアリーポルカはレース数がまだ少ないが、日曜競馬では3戦すべて馬券圏外に敗れ、好走は金曜日と土曜日に集中している。
これだけの差が出る理由は2つある。1つ目は、土曜日に比べ、日曜日に格式の高いレースが多く行われるからだ。例えばフェアリーポルカの場合、日曜日に走った3戦のうち2戦はG1レースだった。G1ではワンパンチ足りない馬は日曜日の成績が悪くなる傾向にあることは間違いないだろう。
2つ目の理由が最終追い切りからレースの間隔の違いだ。通常土日のどちらのレースに出走する場合も、水曜日に最終追い切りが行われることが多い。土曜日のレースに出走する場合、最終追い切りから中2日で、日曜日に出走なら中3日でレースを迎えることになる。この1日の差が土日の得手不得手に表れている可能性が考えられる。
人気の一角、サラキアの曜日別成績にも触れておこう。
【サラキア曜日別成績】
土曜日「0-0-0-4」
日曜日「2-3-0₋4」
月曜日「0-0-1-0」
サラキアは他の2頭とは正反対で土曜日のレースは4戦全敗。逆に連対した5レースはすべて日曜日だった。つまり、サラキアは最終追い切りから間隔を空けたほうがいいタイプといえる。
最後に1番人気が予想されるエスポワールはというと……。
【エスポワール曜日別成績】
土曜日「2-2-1-0」
日曜日「2-0-1-1」
エスポワールにとって曜日はあまり関係なく、その安定感から今回も好走は必至といえるだろう。
「土曜競馬に強い馬と弱い馬」という観点から、エスポワール、デンコウアンジュ、フェアリーポルカの3頭が好走する確率は高く、サラキアが人気を裏切る可能性が高いのではないだろうか。上位人気4頭の明暗は分かれてしまうのだろうか。
PICK UP
Ranking
17:30更新「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
- セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬