GJ > 競馬ニュース > 欧州最強ステイヤー10馬身差圧勝
NEW

JRAエネイブル中心の凱旋門賞(G1)に緊急事態!? L.デットーリ「間違いなく私が騎乗してきた馬で、最高」欧州最強ステイヤーが「10馬身差」圧勝!

JRAエネイブル中心の凱旋門賞(G1)に緊急事態!? L.デットーリ騎手「間違いなく私が騎乗してきた馬で、最高」欧州最強ステイヤーが「10馬身差」圧勝!の画像1

 現在、日本競馬が誇る最強ステイヤーといえば、今年の天皇賞・春(G1)を制し、連覇を飾ったフィエールマンが圧倒的な存在だ。天皇賞・春連覇に加え、3歳時には菊花賞(G1)も勝利。実績的には歴史に残る名ステイヤーといえるだろう。

 ただ、世界は広い。日本よりも長距離G1が豊富な欧州では現在、歴史的な怪物ステイヤーが席巻している。

 18日、イギリスのアスコット競馬場で欧州G1最長距離の3990mを誇るゴールドCが行われ、断トツの1番人気に推されたストラディヴァリウス(牡6歳、英・J.ゴスデン厩舎)が10馬身差を付けて圧勝。改めて、欧州のスタミナ自慢たちを震え上がらせた。

「間違いなく私が騎乗してきた馬で、最高のステイヤーです」

 レース後、そう手放しで絶賛したのは世界No.1ジョッキーのL.デットーリ騎手だ。これまで200を軽く超えるG1を制覇、このゴールドCだけでも8勝目を飾った伝説的名手が、文句なしの「史上最強ステイヤー」にその名を挙げている。

 それもそのはず。3歳夏に重賞初制覇を飾ったストラディヴァリウスは、初のG1挑戦となったグッドウッドC(G1、3200m)で、いきなり古馬を一蹴してG1制覇。年が明けて古馬になると、そこから長距離重賞を10連勝。約1年4カ月も無敗を継続した。

「いや、強かったですね。これでストラディヴァリウスはゴールドCを3連覇。前々走の英チャンピオンロングディスタンスC(G2)で、3000m超で初の敗戦(2着)を喫し、連勝が10で止まった時は、一部のメディアから『いよいよ王者陥落か』と報じられていたんですが、まったくの杞憂に終わりました。

今回は重馬場のタフなコンディションでしたが、最後の直線でライバルたちが次々と止まっていく中、1頭だけ最後まで伸び続けたスタミナは、まさに無尽蔵。この距離なら負けることはそうそうないでしょうね」(競馬記者)

 今回でG1・6勝目を飾ったストラディヴァリウスだが、チャンピオンステイヤーという称号だけで終わるつもりはないのかもしれない。レース後、本馬を管理するゴスデン調教師は「秋に凱旋門賞(仏G1)を走ることも(オーナーと)話し合うことになる」と世界最高峰の舞台への挑戦をほのめかしている。

「陣営は凱旋門賞を睨んで、今回のゴールドCの前哨戦に2400mのコロネーションC(G1)を使っています。結果は3着でしたが、2歳以来の2400m以下の戦いで3着なら上々でしょう。陣営も手応えを感じていたようですよ。

良馬場の高速決着になると厳しいかもしれませんが、スタミナを要する重い馬場になれば、凱旋門賞でも怖い存在になることは間違いないでしょうね。まずは次走のグッドウッドCで4連覇を懸けて走るそうです」(同)

 昨年の有馬記念(G1)ではフィエールマンが、凱旋門賞帰りという難しい状況の中で4着とチャンピオンステイヤーの意地を見せていた。新型コロナウイルスの影響で、開催が不透明な今年の凱旋門賞だが、フィエールマンの動向次第では日欧の最強ステイヤー対決が見られるかもしれない。

JRAエネイブル中心の凱旋門賞(G1)に緊急事態!? L.デットーリ「間違いなく私が騎乗してきた馬で、最高」欧州最強ステイヤーが「10馬身差」圧勝!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  5. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  6. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  7. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  8. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  9. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  10. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”