
O.マーフィーJRA凱旋門賞「至上主義」に待った!? 「大苦戦」の欧州より、あの世界的イベントに光明?
「日本の馬が出走したら、きっと勝てると思う――」
今年、わずか11日間で27勝を上げ“旋風”を巻き起こしたO.マーフィー騎手。昨年、スワーヴリチャードでジャパンC(G1)を勝つなど、今や日本の競馬ファンにも超一流ジョッキーとして認知されている英国の若き天才が、日本競馬へ「新たな道」を提言している。
『netkeiba.com』で連載されている藤岡佑介騎手の対談企画に登場したマーフィー騎手。
詳細は記事を読んでいただきたいが、連載4回に渡る濃密な対談の中で、マーフィー騎手が「ブリーダーズカップといえば、僕が日本の競馬関係者のみなさんに伝えたいことがあって」とおもむろに切り出した。
ブリーダーズカップ(以下BC)といえば、米国競馬における最高峰のタイトルだ。勝ち馬が毎年のように年度代表馬になるBCクラシック(G1)を始め、主流のダートだけでなく、芝にも2400mのターフや1600mのマイルなど、各カテゴリーに別れ、それらがG1として行われる世界的ビッグイベントだ。
若干24歳ながら、これまで日本を始め20カ国以上で騎乗するなど、豊富な世界経験を持つマーフィー騎手。それらを踏まえて「日本の馬が出走したら、きっと勝てると思う」というわけだ。
「マーフィー騎手が提言しているのは、世界トップレベルのダートではなく、日本競馬の主流で、米国ではややレベルの落ちる『芝』のBC参戦ですね。確かにBCには芝にも1200m、1600m、2400mなど各カテゴリーや世代別のレースが開催されているにも関わらず、日本調教馬の挑戦が少ない印象があります」(競馬記者)
実際に昨年こそマテラスカイがBCスプリント(G1、ダート1200m)に、フルフラットがBCジュヴェナイル(G1、1700m)へ挑戦したものの、日本からの参戦例は稀だ。
特に芝になると、2012年のトレイルブレイザー(BCターフ)と、2000年のマルターズスパーブ、10年のレッドディザイア、16年のヌーヴォレコルト(いずれもBCフィリー&メアターフ)の4例しかない。
「以前からマーフィー騎手は、芝のマイルから2400mまでであれば『日本馬が世界で一番ハイレベル』と公言していますし昨年、英国のナッソーS(G1)を勝った日本のディアドラに騎乗した際は『凱旋門賞かBCに行きたい』と話していました。米国の芝のレベルなら、日本の一流馬で勝負になると考えているようですね。
現地の環境や検疫の問題などもありますが、今後日本からBCの芝レースを狙う陣営が増えてもおかしくないですよ」(同)
毎年BCが行われるのは11月の初旬。しかし、日本競馬の場合、同時期の海外遠征といえばフランスの凱旋門賞(G1、10月)が筆頭に挙がる。
無論、凱旋門賞もまた世界最高峰のタイトルの1つだ。だが、一方で欧州独特の馬場状態に苦しみ、本来の力を発揮できないまま終わる日本馬が続出……近年では、凱旋門賞挑戦に疑問を投げかける識者も増えている。
これまで日本馬が米国のBCを制した例はないが、世界を知るマーフィー騎手の提言で新たな選択肢となってもおかしくはないはずだ。
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