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JRA「マーフィーの法則」5選、若き天才ジョッキーが2度の来日で残した“馬券のヒント”

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 24歳の若き天才、O.マーフィー騎手が全国リーディング断トツの27勝を挙げ、1位のまま帰国の途につく。短期免許で騎乗した昨年11月9日から2月2日までの約3か月間で挙げた43勝は同期間2位のC.ルメール騎手と川田将雅騎手の39勝を上回るなど、充実の3か月を過ごした。

 今回の来日で残した勝率19.8%、連対率34.6%、複勝率47.0%という数字はいずれもルメール・川田に肉薄する。2018年12月から19年1月の初来日時もほぼ同じ数字を残しており、2度の来日で天才と評されるその技術は日本のファンの目にしっかり焼き付いただろう。

 今後は秋の天皇賞(G1)の週から騎乗を希望しているとも伝えられているが、実現すれば再び“マーフィー旋風”が巻き起こることは間違いない。そこで2度の来日で騎乗した合計343鞍を分析し、5つの傾向を「マーフィーの法則」として書き記しておきたい。

【1.継続騎乗時は破格の勝率】
 マーフィー騎手は短期免許で騎乗していたため、継続騎乗の数は限られていた。実際にその数は33鞍と10%にも満たない。しかし継続騎乗時の成績はというと、「14-2-5-12」で勝率は驚異の42.4%に上る。

 乗り替わり騎乗時は勝率16.4%と決して悪くない数字だが、一度騎乗し、レースを経験することで、その馬の癖をつかむなどの学習能力の高さがわかるだろう。短期免許での来日が予想される次回も滞在序盤には使えない“法則”だが、覚えておいて損はない。

【2.短距離戦は芝とダートで大違い】
 マーフィー騎手の芝ダート別成績、距離別成績を比較すると、ほぼ同じような数字が並ぶ。特に苦手にする条件はないようにも見えるが、1300m以下の短距離戦を「芝」と「ダート」に分けると、得手・不得手が見えてきた。

 まず、芝の1000~1300m戦を見ると、「2-2-0-15」で、勝率10.5%、連対率21.1%、複勝率21.1%とマーフィー騎手としては物足りない数字が並ぶ。一方、ダートの1000~1300m戦は「12-7-10-22」で、勝率23.5%、連対率37.3%、複勝率56.9%と芝との違いは歴然。マーフィー騎手は先行する意識が強いとも言われているが、ダートの短距離戦ではそれが大きなアドバンテージになっていたのだろう。

【3.関東圏での信頼度は高め】
 マーフィー騎手の2度の来日で身元引き受け調教師を務めたのが美浦の国枝栄調教師。そのため関東圏での騎乗が圧倒的に多かった。

 343鞍のうち、8割を超える277鞍が東京・中山でのもの。そして成績もやはり関東圏の方が圧倒的に良かった(勝率22.0%、連対率36.1%、複勝率50.9%)。一方、京都・阪神・中京の関西圏では、勝率10.6%、連対率22.7%、複勝率30.3%とマーフィー騎手としては平凡な数字が並ぶ。特に京都のダートコースでは「0-0-2-14」と苦手にしていた。

【4.“大御所”個人馬主との相性はバッチリ】
 21世紀に入り、個人馬主として日本の競馬界をリードしてきたのが金子真人オーナー(名義は金子真人ホールディングス(株))と里見治オーナー(名義は(株)サトミホースカンパニー)の2人。マーフィー騎手はそんな“大御所”オーナーの期待にしっかり応えていた。

 金子氏が所有する馬での成績は「3-5-0-0」と見事パーフェクト連対を記録。1番人気2頭、2番人気3頭、3番人気3頭と全て人気馬での騎乗だったが、ダービー4勝の“強運”オーナーにこれ以上ないアピールができた。一方、里見氏の所有馬では「4-3-1-3」とこちらも信頼に値する成績を残した。

【番外編:帰国前ラスト騎乗は必勝!?】
 最後は番外編となってしまうが、帰国前の最後の騎乗は2戦2勝。2度の来日はいずれも最終レースで自ら有終の美を飾った。最後まで手を抜かないマーフィー騎手なら「2度あることは3度ある」はず。まだ先になるが、次回来日時までしっかり覚えておきたい。

 ここまで「マーフィーの法則」として、若き天才ジョッキーの傾向を探ってきたが、もちろん弱点があることも分かった。しかし継続騎乗時の強さなどを見る限り、日本の競馬を経験すればするほど、成績を上げる可能性は高いだろう。

 もし将来的に日本で通年ライセンスを取得するようなことがあれば、我々の想像を凌駕するような成績を残してくれるのかもしれない。

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