GJ > 競馬ニュース > JRA外国人騎手「格差」
NEW

JRA外国人騎手「格差」に唖然……「大活躍」O.マーフィー騎手の裏で割を食う悲しい現実

【この記事のキーワード】,

JRA外国人騎手「格差」に唖然……「大活躍」O.マーフィー騎手の裏で割を食う悲しい現実の画像1

 2020年も1か月が過ぎたが、今年も短期免許で来日していたO.マーフィー騎手が勝利数でトップになり、相変わらずその上手さが目立った。

獲得賞金は川田将雅騎手に劣るが、勝利数の「27勝」は断然。仮に1年間このペースで騎乗すれば、C.ルメール騎手の年間最多勝更新(215勝以上)も狙えるほどだから、衝撃的なペースといえる。昨年も1月から根岸S週まで騎乗したが、その時は17勝だった。今年はさらに10勝を上乗せしたのだから、素晴らしい成績だ。

 この結果は本人の実力、ノーザンファームのバックアップ、そして関東トップの戸崎圭太騎手や三浦皇成騎手の離脱が要因だろう。実際にノーザンファームはマーフィーに多くの騎乗馬を用意し、その数はC.ルメール騎手よりも多かった。再びの来日が見込まれる秋にも、大活躍は必然だろう。

だが、その陰で煽りを食っているジョッキーも当然いる。しかも、それがS.フォーリー、F.ミナリク、A.シュタルケと、同じ短期免許で来日した外国人騎手だというから驚きだ。

 短期免許の外国人騎手であればいい馬に乗れると思われがちだが、そもそもこの3人はあまり人気馬に騎乗していない。一般論として「人気馬=実力馬」で考えると、人気馬の騎乗数が少ないということは社台グループや他の大手馬主から、あまり信頼されていないといっていいだろう。

実際に今年彼らの人気馬の騎乗回数とその比率を見ると、マーフィー騎手との差は歴然と言えるものだ。

・マーフィー
1番人気 18.7.5.12 [42回] 2番人気  4.3.4.10 [21回] 3番人気  1.3.2.13 [19回] 4番人気以下 4.1.2.8 [15回]

全騎乗数97回に対し1~3番人気の騎乗は82回で84.5%。

・シュタルケ
1番人気 1.0.2.2 [5回] 2番人気 0.1.0.3 [4回] 3番人気 1.0.0.5 [6回] 4番人気以下 2.1.2.13 [18回]

全騎乗数33回に対し1~3番人気の騎乗は15回で45.5%。

・フォーリー
1番人気 0.1.0.3 [4回] 2番人気 1.0.2.4 [7回] 3番人気 0.0.1.5 [6回] 4番人気以下 2.3.5.30 [40回]

全騎乗数57回に対し1~3番人気の騎乗は17回で29.8%。

・ミナリク
1番人気 1.1.0.1 [3回] 2番人気 0.1.1.1 [3回] 3番人気 1.0.0.6 [7回] 4番人気以下 2.0.0.62 [63回]

全騎乗数76回に対し1~3番人気の騎乗は13回で17.1%。

JRA外国人騎手「格差」に唖然……「大活躍」O.マーフィー騎手の裏で割を食う悲しい現実のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA伝説レコード「1:57.8」サッカーボーイの謎に迫る。1988年から「32年間」不滅、最有力は当時の函館が「洋芝ではなかった説」だが……
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  7. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分