GJ > 競馬ニュース > ミヤジコクオウ「無念」を晴らす!
NEW

JRAミヤジコクオウが兄の「無念」を晴らす! ジャパンダートダービー(G1)カフェファラオに下剋上で世代トップ奪取なるか!?

【この記事のキーワード】,

JRAミヤジコクオウが兄の「無念」を晴らす! ジャパンダートダービー(G1)カフェファラオに下剋上で世代トップ奪取なるか!? の画像1

 8日、大井競馬場でジャパンダートダービー(G1)が開催される。南関東クラシック三冠の最後のレースだが、交流重賞ということで過去10年ではJRA勢が8勝と圧倒的な結果を残している。

 昨年の勝ち馬クリソベリルは秋にはチャンピオンズC(G1)を制し、最優秀ダート馬に選出された。今年も帝王賞(G1)を制し、国内負けなしのダート王者だ。

 今年の出走メンバーでは3戦3勝のカフェファラオが圧倒的1番人気に支持されることが予想されるが、そこに待ったをかけるミヤジコクオウ(牡3歳、栗東・川村禎彦厩舎)に注目したい。

 これまで5戦3勝という成績のミヤジコクオウだが、負けたレースは悲観する内容ではない。新馬戦は上がり最速の末脚を繰り出すも、逃げたサンライズホープにクビ差届かずの2着。敗れたとはいえ3着以下には大差、勝ち馬のサンライズホープもユニコーンS(G3)に出走した実力馬だ。各馬の脚質が定まらない新馬戦特有のスローな流れが逃げた馬に味方したと考えられる。

 また、3着に敗れた伏竜S(OP)はスタートでつまずき、後方からの競馬となったことが敗因。それでも、上がり3ハロンの時計はメンバー最速を記録しており、十分に力を示している。

 そして最も評価できるのが、前走の鳳雛S(L)だろう。縦長の隊列の中、中団前目のポジションでレースを進めたミヤジコクオウ。3、4コーナーで徐々に進出を開始し、直線を向いたときには3番手まで押し上げた。残り100mで逃げ粘るダイメイコリーダをしっかり捉えて、最終的には3馬身差の圧勝を決めている。

 2着に下したダイメイコリーダは次走の鷹取特別(2勝クラス)で古馬相手に2着に健闘、また7着だったミステリオーソも次走の西脇特別(2勝クラス)でラインベックの2着に好走していることからも、レースレベルの高さが分かるだろう。

 さらにダート適性抜群の血統も心強い。半兄のエスポワールシチー(父ゴールドアリュール)は重賞12勝(うちG1・9勝)を挙げ、2009年、10年に最優秀ダート馬に輝いた名馬である。兄は3歳秋以降に本格化したためJDDに出走していないが、ミヤジコクオウはすでに実力十分。カフェファラオを倒して、ダートの世代トップに君臨することがあってもおかしくないはずだ。

JRAミヤジコクオウが兄の「無念」を晴らす! ジャパンダートダービー(G1)カフェファラオに下剋上で世代トップ奪取なるか!?のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬