JRAカフェファラオ「5馬身レコード勝ち」にアンカツ「別格」の大絶賛! ユニコーンS(G3)圧勝後にD.レーン騎手が語った「今後」とは
21日、東京競馬場で行われたユニコーンS(G3)は、1番人気のカフェファラオ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が優勝。2着以下を5馬身以上突き放すワンサイドのレースだった。
単勝2.0倍すら「お買い得」と思えるほど、圧巻のパフォーマンスだ。
16頭立てで行われたダート1600mのレース。前走のヒヤシンスS(OP)こそ、スタートで後手を踏んだカフェファラオだったが、この日は好スタートを決めると好位をキープ。2番人気のレッチェバロックが軽快に飛ばす中、レースは最初の600mが34.2秒とまずまずのペースだった。
同世代のライバルたちに力の差を見せつけたのは、最後の直線に入ってからだ。
馬なりのままレッチェバロックに並び掛けると、残り400mを切ったところで満を持してのスパート。レース後、鞍上のD.レーン騎手が「リラックスしすぎた」と話した通り、何度かムチを見せるシーンはあったものの、あっという間に後続を突き放し、最後は流したままゴール板を通過した。
「力が違いましたね。今年のユニコーンSはまだダートで底を見せていない好メンバーがそろったため『史上稀に見るハイレベル』と評判だったんですが、終わってみればカフェファラオの1強でした。
勝ち時計の1:34.9は、同日同条件で行われた青梅特別(2勝クラス)よりも1.1秒も速く、ユニコーンSが東京のダート1600mで行われるようになってからのレコード。内容、時計面ともに非常にレベルの高いパフォーマンスだったと思います」(競馬記者)
この勝利には、元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏もTwitterを通じて「レースを支配して格別に強かった」と絶賛。ちなみに近5年のユニコーンSの勝ち馬は、いずれも後にG1を勝利しており、カフェファラオがそれに続く可能性もかなり高いと言えそうだ。
実は2月のヒヤシンスS(L)を勝った後、陣営には米国遠征プランがあった。しかし、米国三冠に登録していたものの、新型コロナウイルスの影響により海外遠征が困難な状況となり、仕方なく断念……。
奇しくもカフェファラオがユニコーンSを圧勝したこの日、米国では三冠の第1戦にスライドしたベルモントS(G1)が行われていた。
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