
JRA「超ハイレベル」ユニコーンS(G3)もカフェファラオ断然!? 戦績が物語るスケールの違い

今週21日に東京競馬場で行なわれるユニコーンS(G3)には、サンバサウジダービーを勝ったフルフラット、OP勝ちの3勝馬デュードヴァンとサトノラファール、破格のタイムで2戦2勝のレッチェバロックなど、レベルの高い3歳のダート馬が集まった。
そして、ここまで楽勝で2連勝中のカフェファラオ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)もこのレースに参戦してくる。
堀厩舎はドゥラメンテ、モーリスを管理していた。2015年に全国リーディングトレーナーに輝いてからは、毎年リーディング争いに加わっており、今年も3位につけている。
ところが、重賞勝ち数は2015年8勝、2016年7勝、2017年5勝と好成績だったのが、突然2018年に重賞0勝と、1つも勝てなくなる事態に陥ってしまう。
昨年は3勝をあげて持ち直したと思いきや、今年はルフトシュトロームがニュージーランドT(G2)を勝ったのみという低調さだ。かつての堀厩舎の活躍を考えれば、かなり物足りない。
だが、今回のユニコーンSでカフェファラオは、堀厩舎に重賞2勝目をプレゼントする可能性は高い。ここ2戦の走りは、とにかく非凡だ。
カフェファラオは、2歳新馬戦で中山ダート1800mを1分54秒7の好タイムで逃げ切っている。これは2歳新馬戦の平均タイムが1分57秒前後なので、破格のタイムだ。
「この新馬戦で2着のバーナードループは、のちに兵庫チャンピオンシップ(交流G2)に出て優勝し、3連勝中です。この馬に10馬身差を付けて圧勝したのが、カフェファラオ。しかも、ムチを入れていません。
3着に9馬身差をつけたバーナードループも強いはずです。その馬が道中、先団についてカフェファラオを見ながらレースをしたのにもかかわらず、最後置き去りにされたのですから、カフェファラオの強さには驚くしかありませんでした」(競馬記者)
カフェファラオは続くヒヤシンスS(L)で、出遅れて後方からの競馬だったが、3コーナーから大外を回って進出し、直線ではムチ2発だけで、迫る後続を寄せつけずに楽勝した。
先週、カフェファラオはゲート練習を入念に行ない、一週前追い切りはD.レーン騎手を乗せ、美浦ウッドコースで併せ馬を敢行した。十分の折り合いをみせて、ラスト1F12秒0のタイムで併入し順調のようだ。
米国3冠馬の遺伝子を持つカフェファラオがこのユニコーンSを勝って、堀厩舎を牽引していくような強い馬になっていけば、陣営としては心強いだろう。ユニコーンSの走りに、熱い視線を送りたい。
PICK UP
Ranking
17:30更新川田将雅「ルール違反疑惑」の現場関係者にブチ切れ!? マスコミ関係者に注意喚起の即通達…怒りを隠せなかった「目に余る行為」とは
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは
- JRA高松宮記念(G1)浜中俊「もういいでしょ」若さ故の過ちから4年! 苦い経験を活かす絶好のチャンス、「被害者」武豊から託されたレシステンシアと重なるアノ馬
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- JRA元騎手・藤田伸二氏の「引退理由」を日本経済新聞が痛烈批判!?「木を見て森を見ない典型」と述べた騎手リーディングの本質とは
- JRA阪急杯(G3)川田将雅ブチギレ怒声「ユーイチ!!」から1年……ダノンファンタジーVSレシステンシアは「鞍上」因縁対決?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……