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JRAユニコーンS(G3)カフェファラオVSレッチェバロックは「第二のクロフネ」争い!? 日本ダート界を席巻した外国産馬達を振り返る

JRAユニコーンS(G3)カフェファラオVSレッチェバロックは「第二のクロフネ」争い!? 日本ダート界を席巻した外国産馬達を振り返るの画像1

 今週行われるユニコーンS(G3)にて、2頭の外国産馬が話題を集めている。カフェファラオとレッチェバロックだ。ともにデビューから2戦2勝、自在性のあるカフェファラオに対し、圧倒的なスピードを持つレッチェバロックの対決は興味深い。

 2頭とも最初からクラシックには目を向けず、ダートで高みを目指す外国産馬というのも、未知の魅力がある。

 日本のダートは、数多くの外国産馬が伝説を残してきた舞台でもある。そもそも2000年より前のJRAでは、外国産馬は日本ダービーなどのクラシック競走や天皇賞などに出走することはできなかった(安田記念・マイルCS・スプリンターズS・NHKマイルC・宝塚記念・有馬記念などは出走可能)。

 ゆえに、それ以前の外国産馬はダートを主戦場とすることで活躍の場を確保したのである。実際に1996年から2003年に行われたダート重賞の根岸ステークス(G3)は、8年連続で外国産馬が優勝しているほど。

 一方、芝のレースで活躍した外国産馬といえば、ヒシアマゾン、グラスワンダー、エルコンドルパサー、エイシンプレストン、タップダンスシチー、ファインモーション、シンボリクリスエスなど多数、顕彰馬も含まれておりさすがといえる面々だ。

 当然ダートで活躍した外国産馬も多い。有名どころはクロフネやアグネスデジタル、最近では藤田菜七子騎手に初のJRA重賞制覇を届けたコパノキッキングと、フェブラリーステークスを勝利したモズアスコットあたりだ。

 ここではそんなダート界を席巻した外国産馬について触れてみよう。

 過去にJRAのダート重賞および地方交流重賞を制した外国産馬は40頭以上いるが、特に価値が高いのはJRAのフェブラリーステークスとチャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)だろう。その優勝馬は以下の7頭。特にダートG1だけでなく、芝のG1レースを勝利しているモズアスコット、アグネスデジタル、イーグルカフェ、クロフネはJRA史に残る名馬といっていい。

■フェブラリーステークス
ノボトゥルー   (2001根岸Sなど)
アグネスデジタル (2001南部杯・天皇賞秋など)
テスタマッタ   (2009ジャパンダートダービーなど)
モーニン     (2018コリアスプリントなど)
モズアスコット  (2018安田記念など)

■チャンピオンズカップ ※旧ジャパンカップダート
クロフネ     (2001 NHKマイルCなど)
イーグルカフェ  (2000 NHKマイルCなど)

 さらに上記以外で、地方交流重賞でG1もしくはJpn1の格付けを持つレースを制したのは以下の通り。

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