GJ > 競馬ニュース > “名門厩舎”「勘違い?距離誤認?」…
NEW

JRA“名門厩舎”がまさかの「勘違い?距離誤認?」……。突然のスプリント挑戦は「しんがり負け」の悲劇

【この記事のキーワード】, ,

JRA名門厩舎がまさかの「勘違い?距離誤認?」……。突然のスプリント挑戦は「しんがり負け」の悲劇の画像1

 19日の中央競馬では、函館と阪神の重賞2レースで人気薄が優勝。波乱のレースが続き、WIN5はキャリーオーバーと大荒れとなった。その陰で、重賞開催がなかった福島ではメインで福島テレビオープン(OP)が行われた。

 密かに注目されていたのが、昨年4月の福島牝馬S(G3)で3着に入った実力馬、ダノングレース(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)だった。この日は、前走15着が嫌われたのか、8番人気という伏兵の1頭としてレースに臨んだ。

 レースでは、五分のスタートを切るも行き脚がつかず、最後方に下がってしまう。その後すぐに中団まで押し上げたが、3コーナーすぎからずるずる後退。直線は騎手もほとんど手を動かさず、1着馬から2秒0差のしんがり負け。15着馬からも6馬身離される完敗を喫した。

 それもそのはず、ダノングレースにとっては今回が初のスプリント戦だったというだけでなく、デビューからの15戦は1500m~1800mの経験しかなかった。ここ1年半ほどは、ほとんどが1800m戦での出走。突然の1200m挑戦に馬がペースに戸惑った可能性が高い。

「実は、このレース(福島テレビOP)は去年までずっと芝1800mコースで行われていたのですが、今年はなぜか1200mに短縮されました。まさかとは思いますが、レース前から『陣営が距離を勘違いして登録したのでは?』という声が挙がっていました。実際に、グリーンチャンネルの『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』の放送内でも競馬評論家の須田鷹雄氏が距離誤認疑惑について冗談交じりで言及していましたからね」(競馬誌ライター)

 不可解な突然のスプリント戦挑戦と、このレースが昨年まで1800mで行われていたという事実を鑑みると、陣営が距離を勘違いしていた可能性は否定できないだろう。実際に、国枝厩舎はこのレースに昨年の2頭出しを含め、これまで7頭を送り込んでいる。「福島テレビOP=1800m」と思い込んでいてもなんら不思議ではない。

「距離誤認といって思い出されるのが2年前の出来事です。某若手騎手がトラックを2周すべきところを1周目の直線で鞭を入れ、スパートしてしまうという出来事がありました。レース前とレース中という違いはありますが、もし今回の件が距離誤認による出走なら、かなりの大事といってもいいかもしれません」(同)

 真相は闇の中だが、ダノングレースにとって大幅な距離短縮が刺激となり、次走好走してくれれば、陣営の思うツボなのかもしれない。

JRA“名門厩舎”がまさかの「勘違い?距離誤認?」……。突然のスプリント挑戦は「しんがり負け」の悲劇のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬