JRAサリオス「マイルCS回避」濃厚か……堀宣行調教師「身のこなしが硬い」陣営が12月の香港マイル(G1)を優先したい理由

22日、秋初戦の毎日王冠(G2)を3馬身差で快勝したサリオス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)が出走濃厚といわれていたマイルCS(G1)を回避する可能性が出てきた。
この日、所属するシルクホースクラブの公式ホームページで、12月13日の香港マイルの予備登録が発表されたサリオス。今秋にマイル路線を主軸とするのは既定路線だ。
昨年のマイルCSの覇者で、同じシルク所属のインディチャンプの例に倣い「マイルCS→香港マイル」というローテが濃厚と思われていたが、どうやら雲行きが怪しくなってきたようだ。
「すでに美浦へ帰厩しているサリオスですが、どうやら状態回復に手間取っているようです。
堀調教師によると『全体的な身のこなしが硬い』『右トモの入りが少し悪くなっている』とのこと。また、馬体重の回復も遅れており、約1カ月後のマイルCSへの出走が怪しくなってきました」(競馬記者)
3歳馬ながら古馬を相手に毎日王冠を完勝し、改めて2歳王者の力を見せつけたサリオス。もし、マイルCSに出走すれば上位人気は必至という状況だが、記者曰く「陣営がそこまで前向きではないのでは」という状況も気掛かりだ。
「サリオスは春二冠で手綱を執ったD.レーン騎手が短期免許期間の影響で騎乗できないこともあって、毎日王冠からC.ルメール騎手に乗り替わり。見事快勝したことで堀調教師も『今回はルメールが勝因の一つ』と、その手腕を高く評価していました。
しかし、マイルCSではルメール騎手がグランアレグリアに騎乗することが濃厚。サリオス陣営は新パートナーを探す必要があるだけに、陣営も悩ましいところ。一方、新型コロナウイルスの状況次第ですが、12月の香港マイルであればルメール騎手を確保できる可能性がありそう」(同)
無論、凱旋門賞挑戦のためフランス入りした武豊騎手が帰国後、14日間の自主隔離を強いられたように、現在の海外挑戦は騎手にとってのリスクは小さくなく、ルメール騎手が12月の香港国際競走に参戦するかは不透明だ。
しかし、この日、サリオスと同じシルクレーシングに所属するアーモンドアイも香港カップ(G1)、香港マイルに予備登録。ルメール騎手の渡香の可能性が高まっている。
「もし、ルメール騎手が今年の香港国際競走に参戦するなら、レース日程や新型コロナウイルスの影響で少なくとも阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティS、有馬記念、ホープフルSといったG1に騎乗することが難しくなります。
ただ、今年3月のドバイミーティングの際は、アーモンドアイに騎乗するためドバイ入りを敢行したルメール騎手だけに、今度もアーモンド“愛”を見せるかもしれませんよ」(別の記者)
だが、ルメール騎手がアーモンドアイへの愛情を見せるほど、逆にサリオスのマイルCS回避、香港マイル参戦の可能性が高まるともいえるだろう。今秋もリーディングジョッキーの動向が、競馬界に大きな影響を与えそうだ。
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