GJ > 競馬ニュース > 武豊JRA・G1「完全制覇」に援護射撃!?
NEW

武豊JRA・G1「完全制覇」に援護射撃!? ヨーホーレイクでホープフルS(G1)参戦…… 友道厩舎マイラプソディほか「蜜月関係」の怪、疎遠から一転「急接近」の事情とは

【この記事のキーワード】, ,

武豊JRA・G1「完全制覇」に援護射撃!? ヨーホーレイクでホープフルS(G1)参戦…… 友道厩舎マイラプソディほか「蜜月関係」の怪、疎遠から一転「急接近」の事情とはの画像1

 競馬界のレジェンドは前人未到の大偉業に一歩進めるか。

 12月26日、中山競馬場で行われるホープフルS(G1)に、ヨーホーレイク(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が出走を予定していることが分かった。前走の紫菊賞(1勝クラス・芝2000m)で福永祐一騎手を背に快勝してここまで2戦2勝。デビュー戦でコンビを組んだ武豊騎手の手綱に戻っての参戦となる。

 ヨーホーレイクは父ディープインパクト、母クロウキャニオンという血統。全兄には2011年レパードS(G3)を制したボレアス、13年の弥生賞馬カミノタサハラがいる良血だ。

 武豊騎手にとってはJRA・G1完全制覇に近づくためにも重要な一戦となる。これまで数々の記録を塗り替えて来たが、朝日杯FS(G1)とホープフルS(G1)は未勝利。G1昇格前のラジオNKKEI(たんぱ)杯2歳Sは4勝しているものの、G1となってからの初勝利が懸かっている。

 また、注目したいのはヨーホーレイクが友道康夫厩舎の管理馬であることだ。近年、アドマイヤビルゴやマイラプソディなど、有力馬を武豊騎手に騎乗依頼することが増えている。

 友道厩舎は11月8日現在の調教師リーディングで全国2位の45勝と、1位の矢作芳人厩舎を4勝差で追いかけている。以下は友道康夫厩舎が騎乗依頼をした騎手の内訳だが、武豊騎手の存在が好調の原動力となっていることが分かる。

騎手、成績、勝率、連対率、複勝率の順
武豊   9-3-1-10/23、39.1% 、52.2% 、56.5%
吉田隼人 9-2-2-10/23、39.1% 、47.8% 、56.5%
福永祐一 7-3- 6-15/31、22.6% 、32.3% 、51.6%
川田将雅 5-2-2-8/17、29.4% 、41.2% 、52.9%
岩田康誠 3-2-3-8/16、18.8% 、31.3% 、50.0%

 武豊×友道康夫厩舎が黄金コンビといえるのは2017年以降である。先週までの開催を終えて、【22-10-10-20/62】は勝率35.5%と破格の好成績といえるだろう。それ以前も【3.1.4.13/21】と悪くはないが、年間を通して騎乗依頼ゼロだった年も多数あった。

 特筆すべきは、現在ほぼ主戦騎手といっても過言ではない「蜜月関係」も、これは極めて最近になってからということだ。

「やはり、アドマイヤ軍団で知られる近藤利一オーナーの存在が大きかったと思われます。近藤オーナーは主戦として武豊騎手に全幅の信頼を置いていましたが、所有馬の騎乗に対する見解の相違をきっかけに絶縁状態となってしました。

これは、近藤オーナーの所有馬の多くを預託されている友道厩舎にとっても意を汲むことになったのは想像に難くありません。弟分である大魔神こと佐々木主浩オーナーも、所有馬を武豊騎手に依頼したのは比較的最近です。

ですが、故・近藤オーナーが晩年にアドマイヤビルゴを武豊騎手にと遺言を残し、電撃和解となりました。厩舎の期待馬だったマイラプソディの主戦を任すなど、それまで疎遠だった関係が一気に雪解けしたと考えられます」(競馬記者)

 勿論、騎乗依頼が増えたとしても結果が伴わなければ一時的なものでしかないのも確かである。依頼数が増えるとともに、それに比例して成績がアップしている武豊騎手の手腕もまた見事といえるだろう。

 ホープフルSの前には朝日杯FSもある。”持っている”記録男だけに、もしかしたら2週連続G1勝利で一気にJRA・G1完全制覇達成なんてこともあるかもしれない。

武豊JRA・G1「完全制覇」に援護射撃!? ヨーホーレイクでホープフルS(G1)参戦…… 友道厩舎マイラプソディほか「蜜月関係」の怪、疎遠から一転「急接近」の事情とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
  2. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「関東の問題児」がバチバチの叩き合いで痛恨の騎乗停止…被害馬の騎手からもクレーム? 降着の裁決に「迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ち」
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  8. セイウンハーデスにも襲い掛かった「不治の病」…“奇跡の復活”カネヒキリ以来の伝説に挑む
  9. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬