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パチスロ『ミリオンゴッド』シリーズ好調も…売上高は前年同期比「17.5%減」

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 ユニバーサルエンターテインメントは11月12日、2020年12月期の第3四半期決算を公表した。

 これによると売上高は771億4200万円、営業利益は78億200万円、経常損失3億9400万円。前年同期は売上高934億8100万円、営業利益は13億8500万円、経常損失は64億6100万円だった。

 同社は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により変化した市場環境の中、「緩やかな回復基調にあるものの、新台入替に対する慎重な姿勢は依然として続いており、パチスロ・パチンコ機の市場供給は低調に推移」と分析。

 それでも、市場において圧倒的な人気を誇るGODシリーズを用いたパチスロ機『アナターのオット!?はーです』(9月)、パチンコ機『Pアナザーゴッドハーデス ザ・ワールド』(8月)の両タイトルは計画販売台数を上回り、好調に推移した。

 累計販売台数は、前第3四半期の92,673台から125,325台へと大幅増加。売上高は前年同期比31.0%増の555億5300万円、営業利益は同115.6%増の220億円となった。

 統合型リゾート(IR)事業については、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を背景とした、フィリピン政府やフィリピンカジノ運営公社PAGCOR(Philippine Amusement and Gaming Corporation) の要請に基づき、3月15日より「オカダ・マニラ」を営業停止。一部営業を再開したものの、実質的に経済活動が制限された状態が続いた。

 この結果、売上高は前年同期比58.6%減の205億5600万円、営業損失は前年同期の18億3500万円を大きく上回る76億2400万円となった。また、当四半期において「オカダ・マニラ」の営業停止した施設の固定費(減価償却費等)68億1100万円を販管費及び一般管理費から特別損失に振替した。

 メディアコンテンツ事業においては、『アナターのオット!?はーです』のシミュレーターアプリを配信し、有料ランキング上位を維持。月額会員制サイト「ユニバ王国」ではアプリ化の要望が多かった『やじきた道中記X』のシミュレーターアプリを、

 ソーシャルカジノゲーム「スロットストリート」では国内向けに『沖ドキ!ゴールデンハイビスカスver.』のビデオスロットを配信した。加えて、昨年好評だったセガ製『セガNET麻雀 MJ』とのコラボ企画の第2弾を実施し、新規会員を多く獲得した。

 売上高は前年同期比19.0%減の9億3000万円、営業利益は前年同期比45.8%減の1億8800万円となった。

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