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JRA牝馬出世レースに素質馬&有力馬が集結! 12冠ベビー・アカイトリノムスメ、「怪物復権」リフレイムらが虎視眈々

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 毎年のように有力馬がこぞって集結するクイーンC(G3)。今年も骨のあるメンバーが揃い、覇を競うことになりそうだ。

 まずはディープインパクト×アパパネの12冠ベビー・アカイトリノムスメ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)。デビュー戦こそ落としたものの、その後は未勝利戦を危なげない走りで勝つと、赤松賞(1勝クラス)で上がり最速の脚を使って2連勝。素質の高さを見せつけている。

 またデビュー戦の大外逸走からの勝利が印象深いリフレイム(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)も出走予定。2戦目の2歳1勝クラスで、2着に5馬身差を付けて快勝すると京王杯2歳S(G2)へ。ここで1番人気に支持されるも、最後の直線で詰まってしまい5着。前走ではパドック周回中に座り込もうとしたり、ゲート入りを嫌って暴れたりしているだけに気性難が改善傾向にあれば、さらに上を目指せるはずだ。

 これら以外にも新馬戦で2着に3馬身半差を付けて勝利したレフトゥバーズ、松山弘平騎手を背に不良馬場を物ともせずに上がり最速の脚を使って快勝したアールドヴィーヴルなども出走を視野に入れている。

 昨年のクイーンC勝ち馬ミヤマザクラは牝馬3冠では、桜花賞(G1)5着が精一杯。だが2着だったマジックキャッスルは秋華賞(G1)で10番人気ながら2着と好走。存在感を示し、古馬になってからの活躍が期待されている。

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 そして19年の勝ち馬クロノジェネシスは同年の秋華賞を勝利すると、翌年には春秋グランプリ制覇を達成。また、17年に優勝したアドマイヤミヤビがオークス(G1)3着、2着アエロリットがNHKマイル(G1)を優勝。また前年覇者メジャーエンブレムもNHKマイルを制している。さらに12年のヴィルシーナ、11年のホエールキャプチャなど、後にG1戦線の主役となった有力馬を多く輩出した歴史を持っている。

「また阪神JF(G1)で2着だったサトノレイナスもクイーンCからの始動を検討中だといいます。同厩舎のアカイトリノムスメが出走を表明しているだけに、まだ流動的ではありますが、出走することになれば人気を集めるのは当然でしょう。

素質馬がステップレースを経て牝馬3冠に向かう一方、2歳女王に輝いたソダシは桜花賞へ直行する流行りのローテを選択。一昨年はグランアレグリアが直行ローテで見事に桜花賞馬に輝きましたが、昨年のリアアメリアは直行するも8着と惨敗。今年もこの選択が吉となるか凶となるのかにも注目が集まるでしょう」(競馬誌ライター)

 多くの有力馬を輩出しているだけに、今年もここで頭角を現した馬が牝馬クラシックで活躍する可能性は高いだろう。素質あふれる牝馬たちによる熱い戦いを期待したい。

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