GJ > 競馬ニュース > 「最弱世代」最後の希望は...
NEW

JRA「最弱世代」最後の希望は武豊ワールドプレミア!? 天皇賞・春(G1)制覇のカギはあの馬のローテーションか…… 昨年亡くなったかつての相棒の無念晴らす?

【この記事のキーワード】, ,

JRA「最弱世代」最後の希望は武豊ワールドプレミア!? 天皇賞・春(G1)制覇のカギはあの馬のローテーションか…… 昨年亡くなったかつての相棒の無念晴らす?の画像1

 7日、昨年の有馬記念(G1)を5着に敗れたワールドプレミア(牡5、栗東・友道康夫厩舎)は、5月2日に阪神競馬場で行われる天皇賞・春(G1)を目標にしていることがわかった。

 ワールドプレミアにとって昨年は我慢の春だった。

 一昨年の菊花賞で初G1勝利を決め、古馬と初対戦となった有馬記念で3着に好走。世代屈指の実力馬として活躍を期待されていた。しかし、体調が整わないことを理由に、目標としていた天皇賞を回避しての春全休となった。

 しかし、史上最高レベルといわれたジャパンC(G1)で復帰すると6着と長期休養明けとしては悪くない結果を残した。昨年暮れの有馬記念ではカレンブーケドールと5着同着に好走。実力馬の復調を感じられる走りを披露している。それだけに、今年は順調な臨戦過程で大一番に臨みたいところ。

 最大の懸念は、昨年のような悪夢が再来しないことだ。

 決して体質が強いといえないことから、陣営もその調整には神経を尖らせることになるだろう。参考になりそうなのは昨年の天皇賞・春を優勝したフィエールマンかもしれない。同馬も間隔の詰まるローテーションを苦手とするタイプだが、4着に敗れた前年の有馬記念から約半年ぶりとなるロングシュートで春の天皇賞連覇を達成した。

JRA「最弱世代」最後の希望は武豊ワールドプレミア!? 天皇賞・春(G1)制覇のカギはあの馬のローテーションか…… 昨年亡くなったかつての相棒の無念晴らす?の画像2

 本来なら最大のライバルとして立ちはだかったであろうフィエールマンだが、脚部不安により電撃引退しての種牡馬入りが決定。ワールドプレミア陣営にとっては相手関係が一気に与し易くなった。

「幻のダービー馬といわれた兄のワールドエースも脚元の不安に悩まされた馬でした。1番人気で4着に敗れた日本ダービー(G1)後に屈腱炎を発症。次走の白富士S(L)で復帰するまでに約1年8か月を要しました。

全弟であるワールドプレミアも丈夫な馬とはいえないだけに、一戦一戦が勝負となるでしょう。牝馬が圧倒した昨年のG1戦線で唯一牡馬が勝利したのが春の天皇賞でした。古馬になってからG1未勝利の現5歳世代としても、意地を見せておきたいところです」(競馬記者)

 頼りになるのは「平成の盾男」といわれた武豊騎手の存在。昨年の天皇賞はキセキとのコンビで出走したが、お手馬であるワールドプレミアが戦線を離脱していた兼ね合いも大きかった。

 2頭が出走したジャパンCでキセキではなくワールドプレミアを選択したことからも、優先度は同馬が高いと考えて支障はなさそう。

 前回、阪神開催だった天皇賞・春に武豊騎手が参戦したのは27年前のことである。このとき、ナリタタイシンに騎乗してビワハヤヒデの2着に惜敗した。今年は武騎手が最も得意とする京都競馬場での開催ではないが、昨春亡くなったかつてのパートナーも背中を押してくれることに期待したい。

JRA「最弱世代」最後の希望は武豊ワールドプレミア!? 天皇賞・春(G1)制覇のカギはあの馬のローテーションか…… 昨年亡くなったかつての相棒の無念晴らす?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  5. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  6. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  7. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  8. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し
  9. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  10. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】