GJ > 競馬ニュース > 期待の素質馬が「仮想」ダービーで力試し!?
NEW

JRA期待の素質馬が「仮想」ダービーで力試し!? 「ポテンシャル高い」福永祐一も太鼓判…… 大物馬主に16年ぶり美酒もたらすか

【この記事のキーワード】, ,

JRA期待の素質馬が「仮想」ダービーで力試し!? 「ポテンシャル高い」福永祐一も太鼓判…… 大物馬主に16年ぶり美酒もたらすかの画像1

 ダービーと同じ舞台でまずは力試しだ。

 7日、日曜東京の9R・ゆりかもめ賞(1勝クラス)に、エアサージュ(牡3、栗東・池添学厩舎)が出走を予定している。

 日本ダービー(G1)と同じ東京・芝2400mの舞台で行われるゆりかもめ賞。エアサージュにとって1月5日のデビュー勝ちから2戦目となるが、同じく2戦目にこのレースに出走して4馬身差の圧勝を演じたのが18年の勝ち馬ブラストワンピースだった。

 次走の毎日杯(G3)も制して3戦全勝で臨んだ大一番では、最後の直線で下がって来た馬が壁となって5着と敗れたが暮れの有馬記念(G1)を勝利し、晴れてG1馬の仲間入りを果たした。

 エアサージュとしても、底力を問われるこのレースで好結果を残すことが出来れば、一躍クラシックの有力候補として名乗りを上げることも夢ではないだろう。

 同馬の血統は父にPoint of Entryで母がNokaze。ダート競馬が主流の米国産馬の父と芝からダートに転戦して昨年の東海S(G2)で初重賞勝ちを決めたエアアルマスが兄にいるため、ダート向きという見方もある。

 だが、ダートのG1馬マジェスティックウォリアーが父の兄エアアルマスと違い、エアサージュの父Point of Entryはダートから芝に転戦してG1・5勝を挙げたように適性はむしろダートより芝の方が高い。

JRA期待の素質馬が「仮想」ダービーで力試し!? 「ポテンシャル高い」福永祐一も太鼓判…… 大物馬主に16年ぶり美酒もたらすかの画像2

 これを裏付けるのがデビュー戦を勝利した際、福永騎手が残したコメントだ。「芝がどうかと思っていました。返し馬の感触が思ったより悪くなかったので、こなせると感じました。その感触通りの走りをしてくれました」とレース前は半信半疑だったようだが、いざ走ってみれば心配も杞憂に過ぎなかったと振り返っている。

 さらに「まだ道中の走りなどは不安定でまだまだですが、そういった中で初戦を勝てたということは高いポテンシャルを持っていると思います」と続けたように、まだまだ完成途上ながら素質の高さにも太鼓判を押した。

 この日の中京は今年初日の開催だったこともあり、使い詰めで時計も掛かって力を要している現在の馬場状態とは正反対の馬場状態。初出走の馬が揃った新馬戦は折り合い重視でスローペースになりやすい傾向が強く、このときも例外ではなかった。

 1000m通過は1分4秒7の超スローといえる展開ながらただ1頭33秒6の末脚で快勝して見せたのは、エアサージュの芝適性があったからにほかならないだろう。

 同馬のオーナーであるラッキーフィールドは、かつて女傑エアグルーヴや二冠馬エアシャカールなどを所有していた大物馬主だが、2005年の秋華賞(G1)をエアメサイアで制して以降、G1勝利から遠ざかっている。

 大物馬主にとって16年ぶりとなるG1制覇のカギは、もしかしたらエアサージュが握っているのかもしれない。

JRA期待の素質馬が「仮想」ダービーで力試し!? 「ポテンシャル高い」福永祐一も太鼓判…… 大物馬主に16年ぶり美酒もたらすかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  2. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  3. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  4. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  5. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  6. 横山武史「乗り替わり」の無念を晴らす重賞勝利に会心ガッツポーズ! 初のメイン勝ちなど大暴れ「妹弟子」の活躍も刺激に?
  7. 【天皇賞・春】「賛否」分かれる名馬のレース名と条件、芝のコパノリッキーやダートのロードカナロアに違和感ありあり…ライスシャワーもスプリンターだった?
  8. 【チャンピオンズマイル(G1)展望】海外転戦“5億円ホース”が世界最強ゴールデンシックスティに挑戦!昨年のNHKマイルC覇者が道悪で急浮上?
  9. 【青葉賞】「幻のダービー馬」スキルヴィングの勝利から1年…待ち受けていた悲劇的な結末、改めて痛感する人馬無事の大切さ
  10. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し