GJ > 競馬ニュース > フェブラリーS「勝ち馬条件」にハマったのは...
NEW

JRA難解なフェブラリーS(G1)も「勝ち馬条件」にハマったのは1頭のみ!? カフェファラオでもインティでもない「特注」はアノ馬

【この記事のキーワード】,

JRA難解なフェブラリーS(G1)も「勝ち馬条件」にハマったのは1頭のみ!? カフェファラオでもインティでもない「特注」はアノ馬の画像1

 21日、東京競馬場では今年最初のG1・フェブラリーSが開催される。

 19年の同レース勝ち馬インティをはじめ、アルクトス、サンライズノヴァ、ワイドファラオなどのG1馬の他にもカフェファラオ、レッドルゼル、オーヴェルニュといった新興勢力も台頭した。

 実績的にはG1馬に一目を置くべきかもしれないが、どの馬も前走を敗れての参戦。抜けた馬がおらず、馬券的にも難解なレースとなりそうだ。

 だが、そんなときだからこそデータの重要性が増すのではないだろうか。歴史は繰り返すといわれるだけに、過去10年の傾向から勝ち馬の条件を探ってみたい。

 人気別成績では1番人気が4勝、2番人気2勝、3番人気と4番人気が各1勝と、上位人気馬がそれなりに結果を残している。最低人気馬の1勝は14年のコパノリッキーならかなりのレアケースと見ていいだろう。

 年齢別成績では4歳馬が3勝、5歳馬が4勝、6歳馬が3勝に対し、7歳以上は未勝利と苦戦。インティ、サンライズノヴァは脱落する。展開的にもハイペースで流れやすいレースのため、マイペースで走りたいインティにとっては厳しいか。

 最も重視したいのが前走の内容である。

 好調馬が勢いそのまま連勝するケースが多く、前走1着馬が7勝とかなりの好成績。それ以外は、チャンピオンズC(G1)で12着に大敗していた17年のゴールドドリーム、14年のコパノリッキー、根岸S(G3)の3着から巻き返したテスタマッタの3回のみ。

 これらを考慮するとやはり前走1着は最優先の条件となるのではないか。今年の出走馬で前走勝ちはオーヴェルニュ、レッドルゼル、ソリストサンダーしか該当馬がいない。

 次に重要なのが前走の距離だ。

 1400mからの距離延長組の4勝に対し、1800mからの距離短縮組が6勝と優勢。1700mから勝利した馬はおらず、ソリストサンダーが脱落。オーヴェルニュとレッドルゼルの一騎打ちの様相だが、1800mの東海S(G2)を使われたオーヴェルニュに分があるとみてよさそう。

 他にも諸々の条件はあるかもしれないが、少なくとも過去10年の勝ち馬の傾向から最も勝利に近い条件が揃ったのはオーヴェルニュ1頭となりそうだ。

 データ上では最有力馬となったオーヴェルニュだが、残念ながら鞍上が未定のまま。前走で手綱を執った川田将雅騎手が、師匠である安田隆行調教師の管理馬レッドルゼルを選択したこともあり、鞍上問題が未解決のままとなっている。

 大きなチャンスのある馬だけに、どの騎手が新たにコンビを組むことになるのか大きな注目が集まる。

JRA難解なフェブラリーS(G1)も「勝ち馬条件」にハマったのは1頭のみ!? カフェファラオでもインティでもない「特注」はアノ馬のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  2. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  7. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
  8. 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
  9. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  10. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去