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福永祐一「壁騎乗」でタイトルホルダー惨敗……元JRA安藤勝己氏「タメて相手を待つような競馬が合ってない」惨敗にトドメを刺したのはもう一人の刺客

「伸びもしなければバテもしないルペルカーリアが終始、前にいたことが大きな障害となったことは間違いありません。この馬が壁となって進路をなくしてしまいました。

ただ、結果的に敗戦を決定づけたのは、ルペルカーリアよりグラティアスの存在かもしれません。外から蓋をされる格好となり、万事休すといった感じでした」(競馬記者)

 記者が指摘したのは、直線半ばの攻防のことだ。直線で3番手にいたグラティアスだが、松山弘平騎手の左鞭が一発、二発と入れられると内へ寄れた。これにより、タイトルホルダーは完全に内へと押し込められ、もはやどこにも抜け出すスペースは残されていなかった。

 この敗戦に元JRAの安藤勝己氏も自身の公式Twitter にて「タイトルホルダーはタメて相手を待つような競馬が合ってない」と敗因を回顧。積極性を欠いた横山武騎手の騎乗に疑問を投げかけた。

 だが、タイトルホルダーは7戦のキャリアで1番人気に推されたのが、デビュー戦以来の2度目だったように、どちらかというとマークが薄い穴人気で好走してきた馬。自身が主役となって、マークが集中するようだと、今回のような厳しい展開も避けられなかったのではないか。

 巻き返しの好材料があるとすれば、この敗戦で本番でのマークが少しでも薄くなりそうなことかもしれない。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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