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JRA菊花賞、10番人気以下で勝利したのはヒシミラクルただ1頭のみ、当時を振り返り異例の混戦レースを検証してみると…

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菊花賞の意外な事情とは?

●秋のG1レースは波乱続き

 秋華賞はソダシが出血のアクシデントもあり敗退と、まさかの波乱。スプリンターズS、秋華賞と秋のG1レースはともに1番人気が敗れており、あらためて競馬の難しさを認識させられた。今週行われる菊花賞は、かつてコントレイルやディープインパクト、オルフェーヴルといった断然の人気馬が圧巻の走りで勝利。人気馬が結果を出している傾向にあるが、1986年以降10番人気以下の勝利が1度だけある。それが関西馬のヒシミラクルだ。

 ヒシミラクルは682万円という低価格で落札されたように、父サッカーボーイというマイナーな血統からもさほど注目を集めていなかった。同じ年に行われたセレクトセールの最高落札額は1億9000万円であり、それと比較してもヒシミラクルの682万円は非常にお得だったのは間違いない。2歳8月のデビューから3歳5月の初勝利までなんと10戦。しかし5月26日に初勝利を挙げ、わずか5ヵ月後の菊花賞を勝利したのである。そして翌年には天皇賞(春)、宝塚記念も制し、G1を3勝、獲得賞金は5億円を超えたのだ。

 ヒシミラクルが勝利した2002年の菊花賞は、日本ダービー馬タニノギムレットやシンボリクリスエスといった世代トップの実力馬が不在で、1番人気が武豊騎手騎乗の皐月賞馬ノーリーズン、そしてアドマイヤマックス、メガスターダムといった馬が上位人気となる混戦模様。ヒシミラクルもトライアルの神戸新聞杯で6着に敗退し、出走権も賞金も足りない状態であった。しかし幸運にも抽選を突破して菊花賞の参戦が決まったが、重賞実績が乏しいこともあり10番人気の低評価だったのである。

 しかも同馬はクラシック登録がなかったため、追加登録金を払って出走している。それほどまでに、陣営は密かに自信を見せていたのだ。それは当時コンビを組んでいた角田晃一騎手の「とにかくスタミナがある。菊花賞も獲れる」というコメントからもわかる。菊花賞はそんな角田騎手の言葉を証明するようなレースだった。スタートで1番人気ノーリーズンがいきなり落馬。場内の喧騒をよそにヒシミラクルは後方待機で折り合い、スタンド前は動かない。しかし向こう正面に入って仕掛け、坂の登りから下りにかけてポジションを上げていき、第4コーナーでは早くも先頭に並びかける。道中ひたすら追われ続けながら、実際に脚は鈍ることなく伸び続けた。そしてゴール前で急追してきたファストタテヤマを振り切り、1着でフィニッシュ。1着ヒシミラクルは10番人気、2着ファストタテヤマは16番人気、そして3着メガスターダムは3番人気ですべて関西馬という組み合わせ。3連複は34万4630円の大波乱となり、当時は3連単が発売されていなかったが、仮に3連単があれば300万馬券となる可能性もあっただろう。

 それにしてもヒシミラクルに代表されるようにこの菊花賞は関西馬が強い。無敗で三冠を制したコントレイルやディープインパクトも関西馬であり、人気薄で勝利したキタサンブラックやビッグウィーク、スリーロールスなども関西馬だ。なぜこれほどまでに菊花賞は関西馬が強いのか。その秘密を探るべく、関西馬情報のスペシャリスト集団であるチェックメイトに話を聞いた。

●圧倒的な西高東低

――菊花賞と関西馬の成績は?

担当者 過去の優勝馬も上位好走馬も圧倒的に西高東低です。ここ10年に限定しても、関西馬が9勝し、2着も10頭すべてが関西馬。つまり過去10年で2着以内に好走した20頭中19頭が関西馬なのです。そして唯一関東馬が勝利したケースも、その馬(フィエールマン)の鞍上は関西所属騎手のC.ルメール。関西関係の組み合わせをすべて購入すれば、誰でも的中できるレースと言っても過言ではありません。しかしそれでは膨大な組み合わせとなってしまいます。そこからいかに不要な馬を排除し、買うべき馬のみに絞れるか、それがこの菊花賞を的中させるポイントでしょう。

――なぜ関西馬が強いのか?

担当者 今のJRAは強い馬、素質のある馬が関西馬に集中しやすい状況です。それは厩舎も厩務員も調教助手も騎手も、そして設備や様々な制度も、関東より関西の方が上と考えられているからです。もちろん関東にも優秀なスタッフはいますが、関西の方が圧倒的に多いというのが業界の認識。その結果、2020年は関西馬2005勝に対し関東馬は1459勝。今年も秋華賞が終了した時点で関西馬1615勝と関東馬1153勝。関西馬が圧倒的な結果を出しているのです。


――今年の菊花賞は?

担当者 ご存じのように皐月賞馬エフフォーリアと日本ダービー馬シャフリヤールが不在。一見すると混戦模様ですよね。しかも関東馬はアサマノイタズラ、タイトルホルダー、ヴァイスメテオール、グラティアス、オーソクレースなどが揃って関東馬にチャンスというイメージがあるかもしれません。対する関西馬はステラヴェローチェ、レッドジェネシスの2頭以外は、あまりパッとしない印象があるでしょう。しかしそこが盲点です。ある関西馬陣営から『賞金や実績では格下かもしれないが、長丁場の競馬なら決して見劣りしません。ここを目標に体調面もピークと言えるくらいなので、一発ありますよ』という勝負話を入手していますが、この馬の評価が急上昇しているのです。菊花賞は過去に多くの人気薄関西馬が激走してきたレース。今年はこの馬が、その激走穴馬になるのではないかと見ています。

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トライアルの神戸新聞杯も関西馬がワンツーフィニッシュだが

――チェックメイトの実力は?

担当者 今年の日本ダービーでは関西馬の4番人気シャフリヤールを本命に指名し、9番人気3着ステラヴェローチェも穴馬に抜擢し、馬連だけでなく3連単5万8980円の万馬券を的中させました。秋華賞が行われた先週も、土日2日間で合計9本の万馬券を的中と好調です。この勢いで菊花賞も、そして『穴の関西馬情報』を入手している来週の天皇賞(秋)も仕留めますよ。

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日本ダービーはまさに完全的中を達成!

――菊花賞情報の提供はあるのか?

担当者 馬券で勝ちたい、本当の関係者情報を知りたいというファンの皆様へ向け、この『菊花賞で3連単勝負買い目情報を無料で公開』させていただきます。今まで体験したことのない真の関西馬情報を、ぜひ実感してください。


 チェックメイトがこれほどまでに関西馬情報に強いのは、彼らが本物の関西関係者だからだ。それは元JRA調教師で関西に所属していた清水久雄氏を筆頭に、伝説級の大物ばかり。彼らの人脈から入手される情報の価値は、どんなマスコミよりも高いといっても過言ではない。そのチェックメイトが破格の自信を見せる、菊花賞の人気薄穴馬が含まれる3連単勝負情報が、なんと無料で提供されるのだ。これは誰もが知るべき最重要情報である。また、先週無料で公開された10/16阪神12Rでは3連単3万2070円を的中している。来週の天皇賞に向けた資金稼ぎとしても、ぜひこの情報で勝負したい。
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