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JRAよもやの「誤算」に泣き崩れた藤田菜七子、焦り隠せぬ万全アピールで消えた菜七子スマイル

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 17日の新潟2Rでルナエルモッサに騎乗して2着に入った藤田菜七子騎手だったが、レース中に負傷していたことが判明。その後、左鎖骨骨折と診断された結果、5R以降の5鞍は乗り替わりとなった。

 菜七子騎手は、昨年2月の小倉で落馬した際に同箇所を骨折していたが、先月21日に患部を固定していたプレートの除去を行ったばかり。これからというタイミングでの負傷は、本人にとって相当な精神的ダメージが残ったのではないか。

「最も得意とする新潟が始まる前に万全な状態にしたかったようですが、まさかのアクシデントに見舞われました。そもそも、プレートを除去する決断をする前に、近しい人達は本当に大丈夫なのか助言していたそうですから……。本人は勿論ですが、周りの方のショックもかなり大きいと聞きます。

師匠の根本康広調教師は菜七子騎手の技術的なミスではなく、ゲートを出るときに手綱の結び目の金具が当たる不運で滅多に起こることではないと説明しています。とはいえ、なぜその程度で再び折れてしまったのか」(競馬記者)

 その一方で、もしかすると支えるプレートを除去していなければ、今回の骨折は防げたかもしれないという声もある。だとしたら、除去手術を行って万全の状態をアピールするはずが、骨折の再発という皮肉な結果になってしまったともいえる。

「本人も違和感を覚えて、レース後すぐにJRAの医務室で診てもらったそうですが、結果を聞いて急に泣き崩れたそうです。周りにいたジョッキーや記者も何事かと騒ぎになったみたいですよ」(同)

 それもそのはず。勢いのある若手や減量騎手がどんどん出てきて、日ごとに存在感を増している状況でもある。骨折で離脱していた菜七子騎手としては、心中穏やかな日々ではなかっただろう。

 今年は18日現在で14勝。このままだと昨年の35勝、キャリアハイだった2年前の43勝を大きく下回る見通しだった。直近で最後に勝利したのも8月15日で、約2ヶ月も勝利から遠ざかっている。その間に2着は5回あれども、67連敗中ということもあり、巻き返したい気持ちが強かったことは想像に難くない。

 それだけに勝算の立つ新潟に懸ける思いは強かっただろう。しかも、新潟3週目には勝ち負けになる馬が複数スタンバイしていたことも痛恨の極みである。

 今回の件は、菜七子騎手のターニングポイントになる可能性も十分に考えられる。来春には当然ながら自身より斤量面で有利な新人騎手のデビューが控えている上、短期免許で外国人騎手の参入も再開されるといわれているからだ。

 一見、外国人騎手は重賞などの大きいレースで騎乗を任されるため、ローカル開催には影響がないように思えるが、それまで主場で騎乗依頼をもらっていた中堅騎手が追いやられ、第3場に鞍替えするケースも考えられる。

 そうなると当然ながらローカル開催にも影響は避けられず、騎乗馬の争奪戦は激しさを増すだろう。その中で病み上がりの菜七子騎手に騎乗馬が集まらなくなるのは明白だ。

 一刻も早く復帰したいと焦る気持ちはあるだろうが、完治しないで騎乗すると関係者への信用問題にも関わって来る。競馬界のアイドルとしてはデビュー以来、最大の正念場となりそうだが、まずは完治するのが最優先。再び菜七子スマイルが見られる日を待つのみである。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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