
JRA「G1・9勝」武豊ルビーカサブランカは、あの「ゴルシ担当」今浪厩務員! 白毛の女王ソダシも手掛ける腕利きが通算20勝の大台に

15日、中京競馬場で行われた愛知杯(G3)は、7番人気の伏兵ルビーカサブランカ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)が勝利。アタマ+クビ差というハンデ戦らしい接戦を制し、嬉しい重賞初制覇を飾った。
「1番枠で、インを狙おうと思っていました」
鞍上・武豊騎手の作戦が見事ハマったこの日の愛知杯は、1番人気だったアンドヴァラナウトが惨敗したこともあって、三連単が12万馬券となる波乱の決着。改めてハンデ戦の難しさを知らしめた一戦となったが、その一方で冷静にルビーカサブランカを高評価していたファンもいたようだ。
「白毛のソダシの厩舎として注目される須貝厩舎の管理馬ですが、本馬を担当しているのが、ゴールドシップを手掛けたことで有名な今浪隆利厩務員。他にもレッドリヴェールが阪神JF(G1)を勝つなど、JRA・G1通算9勝、重賞20勝という担当数が限られる厩務員の常識を超えた超腕利きです。
実はルビーカサブランカも今浪さんが担当しており、厩舎の中でも元々期待の高い馬でした。ここまで出世が遅れましたが、兄は古馬になって重賞を3勝したユーキャンスマイル。これからますます楽しみな存在だと思います」(競馬記者)
レース後、今浪厩務員は自身のTwitterで「ルビー無事に帰ってきました(笑顔)勝ったぞ」とファンに勝利の報告。早くも多くのリプライが寄せられているようだ。
また、今回のルビーカサブランカを注目する上で重要な要素となったのが、昨年5月に行われたシドニーT(3勝クラス)だったという。
今回と同じ中京の芝2000mで行われた一戦。1着から4着まで1/2、クビ、クビという大接戦ながらルビーカサブランカは3着に敗れており、一見すると大きな強調材料にはならなさそうだ。
しかし、このレースを勝ったのは、この日の愛知杯で2番人気に支持されていたソフトフルートだ。これだけでもルビーカサブランカの7番人気はやや低評価だったように思えるが、2着には昨秋のエリザベス女王杯(G1)を制したアカイイトというビッグネームが……。
さらに4着のクラヴェルも、後のエリザベス女王杯で3着に好走しているのだから、非常にレベルの高いレースだったことがうかがえる。
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