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JRA武豊「3年越しリベンジ&メモリアル勝利」なるか!? 昨年マイルG1で2着好走した「砂の古豪」とコンビ復活!

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 17日、中山競馬場では皐月賞(G1)が行われる。昨年は右足骨折のため参戦できなかった武豊騎手は、1番人気が濃厚の2歳王者ドウデュースに騎乗する。

 先々週の大阪杯(G1)は、急遽テン乗りとなったアリーヴォで神騎乗を披露したものの、僅差の3着。ウォーターナビレラと共に挑んだ先週の桜花賞(G1)でも、道中は理想の立ち回りを見せたが、戴冠にはわずかハナ差届かなかった。

 しかし、今春はジャングロをニュージーランドT(G2)優勝に導くなど、手綱が冴え渡っているレジェンド。次こそはG1で1着を決めて欲しいところだ。

 そんな武豊騎手だが、皐月賞から3日後の今月20日、大井競馬場で開催される東京スプリント(G3)では、古豪のヒロシゲゴールド(牡7歳、栗東・北出成人厩舎)に騎乗することが決まった。

 

そろそろ決めたい地方200勝目

 

 武豊騎手とヒロシゲゴールドが初めてコンビを組んだのは、2019年3月に行われたなにわS(1600万下・当時)。レースでは単勝1.9倍の1番人気に支持されると、好スタートからハナを奪い、そのまま2馬身差の快勝を収めた。

 レース後、武豊騎手は「楽に先手を取れました。道中ムキにならないところがいいですね」と、高評価のコメントを残している。

 オープン入りを果たした人馬は、その翌月に東京スプリントに挑戦。雨が降りしきる不良馬場の中、前走と同じく道中は果敢に逃げたものの、最後は捕らえられて3着。1番人気に推されていたが、期待に応えることはできなかった。

「このときの勝ち馬は17、18年の東京盃(G2)を連覇し、前年のJBCスプリント(G1)で3着に好走していたキタサンミカヅキ。2着も既に重賞2勝を挙げていたコパノキッキングです。昇級して初のオープン戦だったヒロシゲゴールドには、やや荷が重い相手だったかもしれません」(競馬誌ライター)

 そんな苦い敗戦もあった人馬だが、今年の東京スプリントでは、一昨年の室町S(OP)で12着に敗れて以来、12戦ぶりのコンビ復活となる。

 キャリアを重ねると共に徐々に力を付けたヒロシゲゴールドは、昨年5月の北海道スプリントC(G3)で見事に初重賞制覇。同年秋に行われた南部杯(G1)では、マイルの距離を克服して2着に好走している。

 今季で7歳になったが、前走の千葉S(OP)は57.5キロのトップハンデを背負いながら僅差の2着に入っているように実力に陰りはない。満を持してレジェンドと再タッグを結成する今回は、3年前のリベンジも十分に期待できそうだ。

「ちなみに武豊騎手は、ここまで地方競馬通算199勝。昨年の関東オークス(G2)をウェルドーンで制して200勝にリーチをかけましたが、そこから足踏みが続いています。

リベンジを果たすと共に、メモリアル勝利を達成できるかどうかにも注目が集まりそうですね」(同)

 なおヒロシゲゴールドは、昨年のJBCスプリントでは無念の除外となっている。ここで賞金を上積みできれば、秋には再度の挑戦も見えてくるかもしれない。好結果を期待したいところだ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

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