GJ > パチンコ・パチスロニュース > パチスロニュース > パチスロ「元日から2万枚の猛爆」お祭り騒ぎ…大赤字という波乱の幕開け!?
NEW

パチスロ「元日から2万枚の猛爆」お祭り騒ぎ…大赤字という波乱の幕開け!?

【この記事のキーワード】, ,

パチスロ「元日から2万枚の猛爆」お祭り騒ぎ…大赤字という波乱の幕開け!?の画像1

パチンコ店の「正月営業」に関するお話

 6月も終わりが近づき、もう半年も経てば新しい年を迎える。今回は、ほんの数年前の元日に起きたエピソードだ。

 最近ではお正月営業といえど極端な回収には走らず、「平常営業を心掛ける」「大盤振る舞いをする」といったホールも以前と比べれば増えてきたと耳にする。

 しかし私の在籍していたホールは、そんな余裕など全くない田舎の小型店だった。正月三ヶ日はおろか、成人式のある10日頃までを「正月営業と」捉え、年末を含めた2週間はガッツリと回収するのが当たり前だったのである。

 後半は大きく落ち込むのも目に見えているので、「1月のノルマの半分は7日頃までに回収しておきたい」くらいなのが正直なところ。放出するどころか、当分は平常営業ですらないのが当然だったのだ。

 そして訪れた新年の元日営業日。パチンコもパチスロも極限の調整だが、やはり怖いのは高純増AT機の誤爆。『パチスロは1ミリも出ないでくれ。全台朝イチから天井まで行ってくれ』くらいの意気込みだが、その願いは一瞬で打ち砕かれた。

元日からお祭り騒ぎ…「2万枚」の猛爆台!? 

 まだ開店してから数分足らず。どこからか聞こえてくる『ティロリロリーン』というテンパイ音。何度聞いても心地の良い音であり、正に歓喜の瞬間…。

 違う! そうじゃない!

 お客さんが座った『アナザーゴッドハーデス』は数10GでGODが降臨。しかもゴッドステージが終わり最初のジャッジメントが始まると、聞こえてくるのはアノ有名なヴェルディの『レクイエム(怒りの日)』。

 上手くいけば100Gずつバンバン上乗せしていく『プレミアムオブハーデス』が始まったのだ。これがまた乗りまくり。ハーデスは事務室近くに設置されていることから、音も非常に良く聞こえてくる。

パチスロ「元日から2万枚の猛爆」お祭り騒ぎ…大赤字という波乱の幕開け!?の画像2 ただでさえウーハー搭載の筐体だけに、上乗せした時の重低音はガンガンと響いてくる。それを聞けば聞くほど、何とも言えない空気が流れる。チラっと覗きに行くと残りATのG数は既に700G以上であった。 

「せめてそれだけで勘弁してくれ」という願いも虚しく、結局そのハーデスはGOD揃い計4回。ATは閉店まで終わることがなく2万枚を吐き出したのだ。唯一の救いといえば、少しだけ閉店時間が早かったことだろうか。

 通常の営業時間であれば、ほぼ限界値である25000枚あたりまで到達していたはず。想像しただけで空恐ろしいものがあった。

 在籍していたホールのパチスロ売上は100万円程度だったが、粗利が目いっぱい取れた日でも40%程。それがこのハーデス1台だけで2万枚分のマイナスなのだから、その日の粗利など残るはずもなく…元日から大赤字という波乱の幕開けになったのはいうまでもない。

 そのお客さんにとっては最高の新年になっただろうが、店側の立場としては最低最悪の年明け。元日から躓いたせいで、大きく出遅れることになったあの年の1月。

 ノルマの遅れを取り戻すのに四苦八苦し、今となっても『良い思い出』等とはとてもいえない、忘れることのない苦い思い出だ。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
 元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

【注目記事】
パチスロ実戦「1000GぶりのAT突入」で逆転なるか!? 低設定濃厚台でも自力突破で粘った結果…
甘デジ「安定した出玉供給」に期待できる100%STマシン! ヘソ・電チュー共通「10R比率3割オーバー」の激アツ!! 
パチンコ新台「93%ループ万発余裕」スペック…『P絆りん』完成!?

パチスロ「元日から2万枚の猛爆」お祭り騒ぎ…大赤字という波乱の幕開け!?のページです。GJは、パチンコ・パチスロ、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • パチスロ
  • パチマックス
  • 総合