パチスロ「閉店取り切れずの万枚達成」永久機関もあり得た隠れ爆裂スぺック!?

「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は、「家族」をテーマにした人気アニメとのタイアップ機『輪るピングドラム』（北電子）について書いていきたい。

　通常時はレア役を契機に抽選されるCZやボーナスからARTを目指していく。ART「生存戦略」は純増約1.7枚、1セット30Gで、所持しているリンゴの数だけ継続抽選を受けることができる。消化中はベルでミッションの抽選を行い、突入時は4G以内にベルやレア役が成立すればリンゴ獲得となる。

初期からARTロング継続の大チャンスを搭載!?

　ARTの初回突入時や「生存戦略」消化中の「ピングドラムチャンス（以下、PC）」当選で突入する「デスティニータイム」は、リプレイ7連（押し順ミス等によるRT転落時の場合はハズレも含む）まで継続するSTタイプで、この間はリプレイ以外でG数をリセット。ベルやレア役でロケットを進めて最上段まで進めることができればリンゴを獲得することができる。

　本機はこの「デスティニータイム」だけでも出玉の増加やリンゴの大量獲得を目指すことができ、ベルだけでも引けていればどこまでも継続させることが可能だ。ロング継続も視野に入る特化ゾーンのような感覚で楽しめる上、リンゴが100個以上貯まるなどの爆連必至の状況もあり得るステージだ。

無限ART突入でリンゴ大量獲得のチャンス！

　さらに本機には、「SUPER BIG BONUS」当選時やART中の「PC」消化中のリンゴ揃いの一部（通常時はリンゴ揃い2回）で突入する無限ART「超生存戦略」があり、ロング継続に繋がるチャンスが至るところに潜んでいる。

　無限ART特有のどこまで続くか分からないドキドキ感を味わいながら、リンゴを増やしていく楽しさは堪らなく、何度も突入させることができたときには一撃で万枚超えも夢ではない。

　筆者は『輪るピングドラム』を打ち込んでいたわけではなく、一撃で2000枚ほどが最高である。だが、隣で一緒に打っていた友人が「デスティニータイム」や「超生存戦略」でリンゴを獲得しまくって93個まで増やし、そのまま9000枚オーバー、リンゴを70ほど残したまま閉店を迎えたのを見たことがある。

　純増は約1.7枚と控えめで、一撃に期待するよりもコツコツ伸ばす印象だが、時折見せてくれる爆発力や無限ARTが魅力で、友人と共に万枚到達目前の興奮を味わった思い出のマシンだ。

（文＝ひろ吉）
<著者プロフィール>
　IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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