パチスロ「1レバーで1000G超」の上乗せも!? 秀逸なゲーム性と演出で大ヒットを記録した世界的人気コンテンツ！

　10月3日にリリース予定の最新タイトル『パチスロバイオハザードRE:2』（アデリオン）。それに合わせて今回は、2012年にエンターライズからリリースされた5号機『バイオハザード5』を振り返りたいと思います。

非常に完成度の高いマシンで再販分が”即完売”するほどの人気ぶり

　あの大ヒットからもう10年とは早いものですね。この年は個人的に大好きなマシンが多数リリースされ、とにかくよく負けた1年だったと記憶しております。

　前半には『鉄拳2nd』、『モンスターハンター』、『コードギアス反逆のルルーシュ』、『鉄のラインバレル』、『バジリスク甲賀忍法帖2』。後半には『聖闘士星矢』、『シンデレラブレイド』、『花の慶次～天に愛されし漢～』などが登場し、ART系のマシンが豊作な1年だったと思えます。

　そのラストを飾るかのように、同年12月にリリースされたのがこの『バイオ5』でした。前作は山佐から『バイオハザード』（2008年）がリリースされており、4つボタンタイプの筐体ながら秀逸なゲーム性と機械割の高さで好評でしたね。

『バイオ5』も非常に完成度の高いマシンで「再販分が即完売」したこともハッキリと覚えておりますが、こちらもかなり個性的な筐体でしたね。右側には上下に可変するサブ液晶が搭載されていて、それ故にストップボタンの位置が若干右寄りに配置されていたのも本機の特徴のひとつでした。

　スペックはARTのみで出玉を増やすタイプで、通常時は基本的に3種類のCZ『パニックゾーン』『イリミネートミッション』『ウェスカーゾーン』を突破すればART確定という単純明快なゲーム性でした。

【スペック】

■ART『ハザードラッシュ』：1/273.9～ 1/152.8（設定1～6）
■出玉率：97.2％～ 119.2％（同）

　ハザードラッシュの初期Gは50～300Ｇで、純増は約2.3枚。G数上乗せと疑似ボーナスでメダル増加を狙っていきますが、サブ液晶には小役の履歴表示があり、この履歴内のレア役連チャンがかなり重要でした。

　個人的に評価したいのが上乗せの見せ方でしょうか。G数上乗せには「増殖」と「変異」があり、初期上乗せG数が次のレバーONで数倍、数十倍になり最終的に数百Gの上乗せになることも。したがって、最初がしょぼい上乗せでも「次のレバーON」がめちゃくちゃ熱かったんですよね。確か一回の契機で最大1000G超の上乗せに期待できたような……いずれにせよ、レア役のヒキと振り分け次第では凄まじい爆乗せが体験できたのです。

　上乗せ特化ゾーンは、毎ゲームが上乗せチャンスの『シューティングバースト』と最狂特化ゾーン『ウロボロスモード』の2種類。

　このウロボロス中のリールの動きがこれまた奇怪で見ものでした。まるでリールが壊れたかのように、バラバラに上下に震えながら奇妙な動きを繰り返します。この間は小役確率が約1/5と大幅にアップするため、大量上乗せの大チャンスでした。

　さらには、ウロボロスモード中にもエピソード（擬似ボーナス）やシューティングバーストに突入することもあり、そうなれば“大事故”は必至。それこそ台がブっ壊れたかのように上乗せしまくるのです。

　突入確率約1/85000の激レアART『プレミアムハザードラッシュ』も超強力。エピソードに突入するまでG数の減算がストップされ、エピソード終了後も高確率でループするため、突入時の期待期出玉は約2800枚を誇ります。

　この年は『鉄拳2nd』と『バジリスク2』、そして『バイオ5』で負けっ放しでしたが、その中でもとにかく面白かったのが本機でした。

　これまで数多くのシリーズ機がリリースされてきましたが、やはり私の中での一番は『バイオ5』。次の『SバイオハザードRE： 2』にはそれを超えるような仕上げに期待したいところです。