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川田将雅「強奪疑惑」にファンから賛否!? 元関西4位の3年ぶりG1騎乗は白紙か

川田将雅「強奪疑惑」にファンから賛否!? 元関西4位の3年ぶりG1騎乗は白紙かの画像1
競馬つらつらより

「初めてのG1、距離、コースでしたが…力のある証拠です」

 先月行われたマイルCS南部杯(G1)のレース後、3着に好走したシャマル(牡4、栗東・松下武士厩舎)をそう称えたのは川須栄彦騎手だ。

 昨年のデビュー戦こそ12着と大敗したものの、その後は3連勝を挙げるなど、ここまで川須騎手とのコンビで順調に出世してきたシャマル。今年は交流重賞で5戦3勝3着2回と、一気に頭角を現してきたダート界の新星だ。

 初G1となった前走の南部杯でも、カフェファラオやアルクトスといったG1馬相手に3着と好走。新馬から知る川須騎手も語っていた通り、着実に力をつけてきた印象に映る。

 そんなシャマルが、来週のチャンピオンズC(G1)に出走を予定している。今回は中央G1初参戦とあって、改めて真価が問われる一戦となりそうだ。1800mはキャリア初となるが、今の充実度を考えれば心配よりむしろ期待の方が大きい。大駆けの可能性は十分あるだろう。

川田将雅「強奪疑惑」にファンから賛否!? 元関西4位の3年ぶりG1騎乗は白紙かの画像2
川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I

 ただ、チャンピオンズCの想定に川須騎手の名が見当たらない。どうやらシャマルには川田将雅騎手が騎乗する見込みのようだ。

「強奪疑惑」にファンから賛否!?

 この状況にネット上の競馬ファンからも「悲しい」「嘘だろ?」「川須騎手とのコンビが見たかった」など、早くもコンビ解散を危惧する声が多く上がっている。

「23日現在、134勝でリーディングトップを走る川田騎手と、9勝の川須騎手。2人を巡る乗り替わりは、成績をみれば鞍上強化と言わざるを得ません。仮に乗り替わりになっても陣営としてはG1で少しでも上位を狙うための決断だと思います。

ただ、ここまでのシャマルの快進撃を支えたのは、デビュー時から手綱を取ってきた川須騎手なのは間違いないです。今回はリーディングトップの川田騎手がたまたま空いていたこともあって、白羽の矢が立ったのかもしれません。

この秋にも、デビューから高倉稜騎手が手綱を取り、桜花賞(G1)5着、オークス(G1)でも4着に導いたピンハイが同じく川田騎手へスイッチしました。G1を狙う有力馬がリーディング上位騎手に乗り替わることは決して珍しいことではありません。むしろ陣営の本気度の表れでしょう」(競馬誌ライター)

 現在は苦戦が続いているものの2年目の2011年には91勝を挙げ、関西リーディングで福永祐一騎手、岩田康誠騎手、川田騎手に次ぐ4位に入ったことがある川須騎手。当時は今村聖奈騎手も受賞した「小倉ターフ賞」を獲得するなど、若きホープとして期待されていた。

 しかし、そこから成績は徐々に右肩下がり。今年は北九州記念(G3)をボンボヤージで勝利したものの7年ぶりの重賞制覇だった。

 そんな中で出会ったシャマルは、低迷する川須騎手にとって大きな存在だったに違いない。今回のチャンピオンズCも継続騎乗なら、中央では3年ぶりのG1騎乗だ。

 果たして、チャンピオンズCに挑戦するシャマルの鞍上は川須騎手か、それともやはり川田騎手になるのか。ダート頂上決戦の注目ポイントの1つになりそうだ。

ハイキック熊田

ハイキック熊田

ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

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