GJ > 競馬ニュース > 「家賃を賭けた戦い」は敗北必至!? 気負うことなく、健やかなる気持ちで戦い、そして潤うのです!【徒然なる神のくず競馬トーク】
NEW

「家賃を賭けた戦い」は敗北必至!? 気負うことなく、健やかなる気持ちで戦い、そして潤うのです!【徒然なる神のくず競馬トーク】

【この記事のキーワード】, ,

「家賃を賭けた戦い」は敗北必至!? 気負うことなく、健やかなる気持ちで戦い、そして潤うのです!【徒然なる神のくず競馬トーク】の画像1

 本日(7月24日現在)は給料日前である。

 ギャンブルにおいて、給料日前よりも勝ちたい日はない。給料日前というのは、大体誰もが財布は寂しくなり、“補給”を待ち焦がれるものです。苦しい1ヵ月も給料日で一度リセット、毎月それを繰り返しています。

 それがあなた! 給料日直前に勝ってみなさいな!!

 すでにお金が手に入ったのに、まだ給料が入るんですよ? こんなに幸せな事があるのだろうか? 潤い!潤い!潤い〜!! とにかく潤って仕方がないわけです。潤い過ぎて肌はもうビショビショです。

 なので、毎月給料日前の土日は大切な戦いになります。だが、すでに私は敗れました。

 だが! まだ地方競馬がある! 船橋があるのです!
私はまだ諦めていない。本日船橋競馬で最後の戦いをするつもりです、はい。

 一方で給料日直前に大勝ちするのも嬉しいが、給料日直後に大勝ちするのも、これまた大いなる喜びです。もうすでに給料が入ったのに、更に臨時ボーナスが入るわけです。潤い! 合い言葉は潤い! 潤いなのです! 我々は潤うのです!

 まあ、ギャンブルで勝つのはどんな時でも嬉しいものですが、その昔(と言ってもそこまで大昔でもないが)借金を背負いながら戦っていた頃に大勝ちしたときは、それはそれは身体の芯から震えるほど嬉しいものでした(笑)。

「今日勝たなきゃ家賃が払えない」とか、「今日勝たなきゃ返済ができない」なんていう戦いが、それこそ10回や20回では利かない程ありましたが、キッチリ勝ったときは心からの安堵感で、本当に全身から力が抜けるような感覚で歩いてましたからね。

 何というか、命が助かった喜びに近いと思うんですよね。命からがら猛獣から逃げ切ったときのような。猛獣から逃げ切ったことはありませんが(笑)、多分何かそんな感覚なんですよ。あれは命が震えていたんだと思います(笑)。

 で、思い返してみるに「家賃を賭けた戦い」はパチスロの方が多かったし、パチスロの方が勝てましたね。というより、家賃を賭けた戦いで競馬で勝った記憶はほとんどありません。

 やっぱり、競馬はメンタルがものすごく大きいんですよね。パチスロはねえ、メンタルとかあんまり関係ないんですよ。高設定にさえ座れてしまえば、どんな心理状況だろうが勝てるものです。高設定でも負けるときはありますが、それはメンタルのせいではありません。

 しかし、競馬は「今日勝って何がなんでも家賃分稼がなければいけない!!涙」なんて気持ちで馬券を買うと、これはもう予想がブレまくってダメなんですよね。逆算したりもするし、まともな予想にならないわけです。まあ、そもそも競馬というのは的中率より回収率ですから、「その日に必ず勝たなければいけない」という勝負には向かないですしね。

 あの頃の私のようなバカな人間は今はそんなにいないでしょうが、競馬におけるメンタルの大切さを、己の過去から再確認しました(笑)。

 というわけで、皆さん。今週も気負うことなく、健やかなる気持ちで馬券を買いましょう。キリキリ言ってる人間は勝てません! 健やかに戦い、そして潤いましょう! ではまた!

キャプテン渡辺

キャプテン渡辺

お笑い芸人。1975年10月20日生まれ、静岡県静岡市出身。A型。放送芸術学院卒業。2005年にお笑いトリオ・キラッキラーズを結成。現在はピン芸人として活躍中。土曜の競馬中継「ウイニング競馬」(テレビ東京)レギュラー。競馬予想術の粋を集めた自著「神の馬券術」(KADOKAWA)が好評発売中

【YouTube】くず競馬チャンネル

Twitter:@captain1975

「家賃を賭けた戦い」は敗北必至!? 気負うことなく、健やかなる気持ちで戦い、そして潤うのです!【徒然なる神のくず競馬トーク】のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  4. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  5. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  6. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  7. 【NHKマイルC(G1)予想】ジャンタルマンタルは皐月賞の反動があるとみて消し! 出走唯一の連勝馬に着目
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を