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最近ハマっているパチスロと「モヤモヤした表記」について…【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第53話:実戦と実践】

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最近ハマっているパチスロと「モヤモヤした表記」について…【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第53話:実戦と実践】の画像1

第53話 実戦と実践

 最初にお断りしておきますが、今回のコラムは昔語りではありません。その点を御了承の上で読んでいただければ幸いです。

 ここ1ヶ月半くらい、私はオリンピアさんのスマスロ最新作『L戦国乙女4~戦乱に閃く隻眼の軍師~』を中心に実戦していましてね。

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オリンピアエステートのスマスロ『L戦国乙女4~戦乱に閃く隻眼の軍師~』。通常時は規定ゲーム数到達またはCZ(乙女アタック)成功で戦国乙女ボーナスに当選し、その消化中に毎ゲーム行われるAT抽選をパスすれば「強カワRUSH」と呼ばれる1Gあたり約2.5枚増のATが発動する。ATの初期ゲーム数は50G。この間にチャンス役による直乗せや上乗せ特化ゾーン(出陣ボーナス)で継続ゲーム数を延命ししつつ出玉を稼いでいくゲーム性だ。

 この機種の見せ場は何と言ってもAT中の上乗せ特化ゾーンの「出陣ボーナス」です。出陣待機中は毎ゲーム3.2分の1で出陣抽選が行われ、当該フラグ(逆押し白7揃い)を引いた瞬間に表示されていた武将が出陣するのですが、各武将には上乗せ性能に大きな格差があるため(たとえばヒデヨシは平均23.6Gだが、ノブナガが選ばれた場合は平均174.4Gの上乗せを期待できる)、レバーを叩く左手にすげぇ力が入ります。もちろん、狙って当てることなど不可能だけど、要は気持ちの問題ですね、ええ。

 でもって、この上乗せシステムって去年の秋に登場したアデリオンさんの『パチスロ バイオハザードRE:2』に非常によく似てるんですが、演出としての見せ方は戦国乙女の方が遥かにアツいと私は思います。

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アデリオンの6.5号機『パチスロ バイオハザードRE:2』。通常時は「Gバトル」に勝利することでハザードボーナスに当選し、消化後は必ずATに突入する。AT中のボーナス当選は「パンデミックチャンス」が発動して(15枚ベルが成立するまで継続)、終了時に表示されていたアイコンの特化ゾーンに突入する。上位のボーナス=特化ゾーンを引き当てるほど上乗せ期待度が高くなる。

 ただね、困ったことに私が通っているホールに戦国乙女4はバラエティに少台数しかなく、いつも朝の抽選で弾かれちゃうんですよ。つまり、私のホームグランドではそれだけ戦国乙女4の人気が凄く高いってこと。もちろん、それはそれで昔からの戦国乙女ファンとしては嬉しいのだけど、今日も台を取れずに帰宅して、仕方なくYouTubeで戦国乙女4の実戦動画を漁ってバーチャル体験していたところ、少しモヤモヤするテロップ表記があることに気づきました。

「今日もL戦国乙女4を実践してきた」…って何この誤表記?

 世の中の全てのパチンコ&パチスロ攻略情報誌は、「パチンコを打つ」または「パチスロを打つ」という行為を表現する際に必ず「実戦」の単語を使います。実戦日記、実戦データ、実戦結果、実戦コメント…等々。パチンコ&パチスロは「実戦するもの」という認識なわけですね。

 一方、攻略法の類を行う際には「実践」の単語を充てます。DDT打法を実践する、リプレイハズシを実践、設定判別攻略法を実践する…等々。

 広辞苑で調べると、以下のような説明があります。

●実戦~演習などに対し、実際の戦闘。「-に強い」「-部隊」
●実践~実際に履行すること。一般に人間が何かを行動によって実行すること。「考えを実践に移す」

 両者に微妙なニュアンスの違いがあるのをご理解いただけるでしょうか。中には「どっちを使っても良いじゃん!」と仰る方もおられるでしょうが、少なくとも自分たちライターは文章のプロであり、新人だった頃に当時の副編集長から「物書きのイロハ」を叩き込まれた身としては、両者を正しく使い分けることに誇りを持っているんです。

 ちなみに、同業者(パチスロ必勝ガイドライター)の「塾長」さんによると、「告知が厳しい地域などでは、ホールさんも店内のポップ等で「実戦」を敢えて「実践」と意図的に誤表記していた…ということを同業者の「ういち」さんに教えてもらったことがある」…と最近のコラムで書いていましたが、いったいいつの話だよってツッコミはさておき、確かに以前はそういう事情もあったのでしょう。塾長さんは他に「小役」が「子役」と表記される間違いについても言及されていました。

 だけど…。もしかして、こういうこだわりを持つのは紙媒体で育った古い気質のライターだけなんでしょうかね? 実際、雑誌に比べて歴史の浅いweb等のメディアでは、パチンコ&パチスロの記事で何の迷いもなく「実践」と書いてるもの。

 てゆーか、私も当コラムの最初期の頃に「実戦」と書いたら、パチmax!編集部の校閲部に「実践」に修正された経験があります(その時は先述した使い分けについて説明して「実戦」に戻していただきました)。

 しかしながら、年月の経過によって言葉の意味や用法が変化する事例は過去に多数あるし、いずれは「パチスロを実践する」という表記が当たり前=正しい表記になる時代が来るかも知れません。いやはや、淋しいなぁ。

 そんな感じでモヤモヤしつつ、今回のコラムはおしまい。

 ではまた次回!

ドラゴン広石

ドラゴン広石

ドラゴン広石(昭和38年12月生まれ)
平成7年に白夜書房「パチンコ必勝ガイド」編集部の門を叩き、パチスロの知識と経験、目押し力を買われて「パチスロ必勝ガイド」のライターに採用された。リアルタイムで「パチスロ0号機」を遊技した経験を持つ、唯一のパチスロライターである。令和4年現在でライター歴は27年。代表作に「枠上人生」、「浮草家計簿」(連載中)、「回胴絶景」(連載中)など。1日の最大勝ち額~プラス41万3千円(クラブロデオT)、1日の最大負け額~マイナス12万9千円(初代・北斗の拳)。

Twitter:@dragon_hiroishi

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