スマスロの「沖スロ」に求めたい要素とは？「4号機の裏モノ」を彷彿とさせる高評価パチスロの話も!!【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.038】

アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.038

　ついに、スマスロの「沖スロ」が誕生する。パイオニアが2月1日、『スマート沖スロ ドラゴンハナハナ～閃光～』の発売を発表。全国の沖スロファンがざわつく中、今回の回胴酔虎伝では、アニマルかつみと濱マモルが沖スロについて言及した。

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アニ「私事で言うと、藤商事の沖スロに頑張ってもらいたい」

濱「あれ、面白いらしいですね。打ちたいんだよなぁ」

アニ「案件をもらったから言うわけじゃないけど、あれは面白い」

濱「いいなぁ。でも、設置がないんですよね」

－ん？ なんの話ですか？ デジスロ(『デジスロ JAC INバージョン』)？

濱「わはははは。それはベルコの台ですよ」

－いや、濱さんが以前に絶賛されてたから、てっきりその話かと…。

濱「まぁたしかにめちゃくちゃ面白いのに全国で数店舗しか設置されませんでしたけど、今は琉神の話です」

アニ「そう。『パチスロ琉神－30 スイカバージョン』。面白いですよ。初見の人は『沖ドキ！』のオマージュって思うかもしれないけど、作り込まれてる」

濱「沖スロ好きとしてはめちゃくちゃ興味があります」

アニ「沖ドキで足りなかった部分が補われてる。たとえば、沖ドキは32Gの天国や保証を抜けたら終わりじゃないですか」

－そうですね。

アニ「でも、琉神の場合はいわゆる4号機の裏モノを再現してるから…」

濱「裏モノって聞くだけでワクワクしますね。で、話の腰を折るようで申し訳ありませんが、あれ、なにを以てスイカバージョンなんですか？」

アニ「これね、面白いよ。どうやってるかは、まだ教えてもらってないんだけど、多分、制御で切り替えてるんだと思う。チャンス目が出たら、スイカ出現率が上がるんだよ」

濱「スイカは内部的にリプレイ？」

アニ「いや、3枚役。通常は共通ベルも3枚役だったかな。それがスイカ高確になると逆転して、スイカが揃うようになる。で、スイカはボーナス期待度が高い」

濱「へー、面白そう。今、P-WORLDで調べたら、神奈川県には1台もないんですね」

アニ「ないない。東海3県だけだから」

濱「うらやましいなぁ。うわっ、32台とか入れてるお店もあるんですね。いいなぁ。パラダイスじゃないですか」

アニ「大崎(一万発)くんも『注目してる』みたいなツイートをしてましたよ。でも、謎が多くて…」

濱「ますます興味が沸きますね」

アニ「僕とBOSSさんで動画をやらせてもらったんだけど、メーカーさん自ら裏モノって推してるんですよ」

濱「わはははは。最高じゃないですか」

アニ「4号機の『状態』みたいな感じで、連チャンゾーンを抜けても100G台から200G台にかけてのループがあって、そのゾーンで当り続けてる間は天国に上がる可能性も高い」

濱「なるほど。たしかに4号機時代の裏モノを思わせますね」

アニ「お店にとっても稼働に繋がるわけだし、打ち手としても『状態にいるから』って打ち続けるし」

濱「たしかに、100G台から200G台で当ってる限りはヤメられませんね」

アニ「それと超天国っていうのもあって、超天国はビッグ比率が一気に上がる」

濱「うわー、面白そうだなぁ。打ちたいなぁ」

－ただ、愛知県に行かないと…。

濱「さっき、テスト導入っておっしゃってましたよね？　全国に導入される可能性は？」

アニ「去年の秋に導入されて、その結果を踏まえてどうなるかなって」

濱「じゃあ、可能性はある…と？」

アニ「全国導入の可能性はある。導入されるなら、春先とか…かな」

濱「となると、東海3県の方々には頑張って回していただかないと」

アニ「個人的なことをいうと、全国導入をしてくれないと困るよね」

濱「藤商事、意外とアツいメーカーですね」

アニ「藤商事はね、僕はパチンコというか、アレパチですね。それ以前のアレンジボールからすごい好きで。まぁ大阪のメーカーっていうのもあって、ちょっとした縁みたいなものも感じてて。だから頑張ってほしいですね」

濱「『とある』シリーズを出したり、こんな裏モノみたいなものを出したり、振り幅がすごいですね、藤商事は」

アニ「そうなのよ。まぁいろいろなチームがあるんだろうけど、いきなりけったいなことを始めるから面白いなって思う」

濱「ていうか、沖縄には入ってないんですね。沖縄でもいけそうな気がしますけど」

アニ「沖縄って…なんだろうな。僕もしばらく行ってないから現状はわからないけど、高齢者が多いですよね、遊技者の属性としては」

濱「たしかにそうかもしれないです」

アニ「もう10何年前かな。最初の広告宣伝規制が入った時、店員さんの目押しが禁止になったじゃない？」

－なりましたね。

アニ「沖縄って、押してあげるのが当たり前だったんですよ。それで、どうなったんだろうなって思って10年くらい前に行った時、さすがにダメになってて。お客さんが減ったなってイメージがあったんですよ」

－なるほど。

アニ「で、そこに彗星の如く現れたのが『沖ドキ！』なんですよ。あれ、目押しいらないし」

濱「そうか。ボタンを押すだけで勝手に揃いますしね」

アニ「で、連チャンもする」

濱「たしかに、それは救世主かもしれませんね。ただ、以前にお世話になってた新潟のホールの方が言ってましたけど、沖ドキが導入された直後、疑似ボーナスだってわからずに打ってるじいちゃんばあちゃんが結構、いたそうですよ」

－それは危ない。

アニ「わはははは。拾い放題だ。沖縄は沖ドキの前に『トロピカーナ－30』をテスト導入したじゃない？」

濱「あー！ そうでしたね」

アニ「そこで反響がよかったから、沖ドキもドンって行ったんだろうね。まぁでも、沖スロは楽しいですよ」

濱「間違いないです。ついに『ハナハナ』のスマスロ(『スマート沖スロ ドラゴンハナハナ～閃光～』)も出ますしね」

アニ「でも、沖スロの30パイって物質的なものじゃない？ あれがないとアイデンティティが保てないんじゃないかって」

濱「それは思います」

アニ「ただ光るだけの台になっちゃうよね。そこをパイオニアは考えているとは思うけど…」

濱「だから、スマスロでも『－30』って付けてほしかったんですけどね」

アニ「その『30』感をどこで出すか、だよね」

濱「わはははは。『30』感っていいフレーズですね」

アニ「払い出し音を含めてさ。30パイって払い出し音も重量感があるじゃない。それをいかにオーディオで再現するか」

濱「ちゃんと(筐体の)下から」

アニ「そう。(コインが)落ちてくる震動と金属が下に当たる音と、若干、遅く出てくる感じを、どう再現するか…ですね」

濱「それ、再現できたらすごいですね。もしかしたら、すでに特許を取ってるかも」

－わはははは。ハイビスカスだけじゃなくて。

濱「『ジャグラー』だったらスマスロでも違和感はないんですけどね。30パイはやっぱり、コインが落ちてくる重みを感じたい」

アニ「『ダダダダダダッ』ってね」

濱「だって、5号機の『グレートキングハナハナ』とか、6号機の『ハナハナホウオウ～天翔～』って、25パイがあるじゃないですか。25パイじゃ燃えないんですよ」

アニ「わかる。燃えないね」

濱「30パイの、あの暴力的な払い出しがいいんです」

－どんな仕上がりか、気になりますね。

アニ「いやー、楽しみだなぁ」
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　周知の通り、沖スロのコインはデカい。この重量感が沖スロにおけるアイデンティティの1つとも言えるが、当然、スマスロになるとコインは不使用。果たして違和感なく打てるのか、それとも若干、気になる点が出るのか。次回以降の回胴酔虎伝で語っていただきたいと思う。