C.ルメール (46歳)

C.ルメール
生年月日
1979年5月20日
主な勝鞍
菊花賞(16)
有馬記念(05)
ジャパンC(09)
チャンピオンズC(08,13)
エリザベス女王杯(08)
NHKマイルC(16)
阪神ジュベナイルF(15,16)
関連する馬・騎手
血統
解説

日本競馬が好き過ぎて2015年からJRAの所属騎手となった外国人コンビの片割れ。ツッコミ担当(相方のM.デムーロのツッコミを見たことがないので)。あまり知られていないが本名はクリストフ・パトリス・ルメール。ちなみに「パトリス」は母国フランスで名障害騎手だった父から継いだようだ。

2002年から短期免許で日本競馬に参戦。フランスでもまだ有望な若手扱いだったために、日本でも最初はローカル中心の騎乗となったが、すぐに頭角を現す。もちろんツッコミとしてではなく、騎手として。

ただし、大舞台で強いM.デムーロ騎手とは対照的に「騎乗に安定感がある分、大レースでイマイチ勝ち切れない」といった今のイメージは来日してすぐに定着。

2004年にはすでにG1レースの常連となっており、3歳牝馬のダンスインザムードで天皇賞・秋とマイルCSで見事上位に持ってくるのだが、いずれも「2着」。さらに翌2005年もダイワメジャーでマイルCSを2着、ジャパンCでもハーツクライで2着と見ているこっちがヤキモキするほど勝ち切れない。

日本が誇る”シルバーコレクター”横山典弘騎手以上のペースで「2着」を量産するルメール騎手。だが、そんな勝ち切れない男のイメージを覆したのが、歴史に残る大事件だった。

2005年の有馬記念。この時の1番人気は国民的英雄ディープインパクトである。だが、こともあろうかその主役を負かしてしまったのが、ルメール騎手だった。それも、なんとこれが日本での重賞初制覇。

「勝ち切れない男」は「イマイチ勝ち切れない男」に昇格を果たしたのだ。

それからというもの、順調にシルバーだけでなく”ゴールド”のメダルも手にしているルメール騎手。さらに本業だけでなく副業にも”勤勉”なフランス人は、今では厚切りジェイソンならぬ「厚切りルメール」を演じられる程、日本のお笑い界にも精通しているようだ。

なお、この「厚切りルメール」は競馬関係者の間では一つの伝説となっているらしい。

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23:30更新
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