ヴィブロス (牝11歳)

ヴィブロス
生年月日
2013年4月9日
馬主
佐々木主浩
調教師
友道康夫 (栗東)
生産者
ノーザンファーム
近親馬
ヴィルシーナ、シュヴァルグラン
主な勝鞍
2016 秋華賞(G1)
血統
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
Alzao
Burghclere
ハルーワスウィート Machiavellian サンデーサイレンス
Coup de Folie
ハルーワソング Nureyev
Morn of Song
解説

ヴィクトリアマイル(G1)を連覇したヴィルシーナの全妹。オーナーは元プロ野球横浜ベイスターズやシアトル・マリナーズで活躍した「大魔神」こと佐々木主浩氏。姉のヴィルシーナや、阪神大賞典(G2)を勝った半兄シュヴァルグランの馬主でもある。もともと引きの強い馬主だが、本馬の兄弟同様、名前に「ヴ」のつく馬はとことん走るようだ。

不幸にも三冠牝馬ジェンティルドンナと同世代だった姉は、牝馬クラシックすべてで2着の涙を飲み続け「準三冠馬」という不名誉な記録を持っている。しかし、その妹となる本馬は奥手の傾向にあって、2歳11月に未勝利戦を勝ち上がったもののチューリップ賞(G3)では12着に大敗。その後、フラワーC(G3)でも12着大敗といい所なく3歳春シーズンを終えた。ここまでは完全にダメな妹である。

きっかけとなったのは、福永祐一騎手との出会い。夏に復帰したヴィブロスは自己条件(500万下)を4馬身差で勝利。その勝ちっぷりが評価され3番人気に推された紫苑S(G3)では、大きな不利がありながらも2着に好走し、秋華賞(G1)の切符を掴んだ。

主役のシンハライトが故障離脱したため、混戦模様となった秋華賞。3番人気のヴィブロスは、中団から上がり最速となる末脚を繰り出して見事G1制覇。ヴィルシーナがハナ差で敗れた舞台で、姉の雪辱を晴らした。

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23:30更新
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